昨年に続きコロナ禍での放送となり、例年とはやや雰囲気の違う構成となったが、番組終了時点で集まった募金額は4億2102万9826円と十分に役目を果たした。
『24時間テレビ』と放送事故は切っても切り離せない関係であるが、実は2020年には同番組に関連する前代未聞の事故が発生していた。
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以下は2020年8月22日に放送されたラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』での出来事だ。
『オードリーのオールナイトニッポン』ではオードリーの2人がタイトルを口にし、共通テーマソングの「Bittersweet Samba」が流れるのがお約束。この形式はどのパーソナリティでも共通だ。
だが、なぜかこの日、2人のコールにはやや強めエコーがかかっていた。さらに通常は20秒ほどで徐々に音が小さくなっていく「Bittersweet Samba」も、4分30秒ほどオードリーのトークなしでフルで流れた。
「まさかオードリーの2人が到着していないのでは?」と視聴者が心配するなか、「Bittersweet Samba」が再び流れ始め、8分ほど経過したところで、オードリーの2人のトークが突然始まる。なんとも奇妙な放送になっていた。
この放送事故は、中部地方をカバーするCBCラジオのみの事故で、関東のニッポン放送などでは問題なくオープニングトークが聞こえていた。
実はCBCラジオで「事故」が発生した裏側には前述の『24時間テレビ』が大きく関係している。この日、オードリーは『24時間テレビ』の企画で名古屋入りしており、いつものニッポン放送ではなくCBCラジオのスタジオを借りて放送していた。
原因は明らかになっていないが、ニッポン放送側になんらかの切り替えミスがあり、CBCラジオでトークが流れなかったのではとされている。
この前代未聞のトラブルにオードリーの2人は「おいおい、そんなことあるのかい?!」と驚いた様子だったが、「中部地方のリスナーだけ聞こえなかったのは申し訳ないから」という理由で、もう一度タイトルコールをやり直すというかなり珍しい展開になっていた。