第6話は、忙しく公務に奔走するうち、すっかり交番の仕事に慣れた川合(永野芽郁)は、尊敬する藤(戸田恵梨香)とも息が合い、ペアらしくなってきたことに喜びと自信を感じ始めていた。そんな矢先、藤と川合は交通事故の通報を受け現場へ。事故が大事に至らなかったとほっとする川合だが、藤は路上に転がったタオルケットに気づくと顔色を変え――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
警察官の日常がコメディタッチで描かれていると話題の本作だが、第6話では、そのコメディとシリアスの振り幅に大きな反響が集まった。注目されているのは、事故現場のシーン。川合がただのタオルケットだと思っていたのは、事故を起こした車から車外に投げ出された赤ちゃんだった。
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「赤ちゃんは亡くなっていましたが、その後も公務は続くことに。しかし、子どもをチャイルドシートに乗せずに、膝の上に乗せて運転していた母親を違反で止めた際に、『あんたらのくだらない点数稼ぎでなんで私が……』と文句を言われ、川合が『そういうレベルの話してるんじゃないんですよ』と激高する場面もありました。その後、川合は参ってしまい、早退して休暇を取ることに。直前までは藤に懐いて目線一つで完璧な行動をしたり、笑える絵を描く似顔絵捜査官として署内で人気になったり、みんなでワイワイ焼肉をしていただけに、ネットからは『それまで笑えてただけに落差がきつい』『あんなに面白かったのに…』『急に重くなった』といった声が寄せられていました」(ドラマライター)
一方、原作にもあるこのシーンを描いたことを評価する声もあるという。
「『乗せると子どもがぐずる』『短距離だから』といった理由で、子どもをチャイルドシートに乗せない親がいるのも事実。原作にもあるシーンを描いたことに、ネットからは『これが啓蒙になったらいいな』『ほんわかした日常が事故一つで変わるってこういうことだよね』という称賛も寄せられていました。コメディからの落差の幅の大きさに困惑した視聴者も少なくなかったようですが、描いたことそのものは評価されているようです」(同)
コメディドラマかと思いきや、リアリティのある事故も描く本作にまた大きな注目が集まったようだ。