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阪神・藤浪の先発復帰でブルペンが崩壊? 矢野監督の温情采配、その裏で懸念される致命的リスクとは

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藤浪晋太郎

 チームの雰囲気、士気がガクンと落ちることにならないか? 

 阪神・藤浪晋太郎投手が8月19日のDeNA戦に先発登板する。矢野燿大監督が明言したのではない。“異変”があって、関係各所の言動から「19日の先発投手は藤浪しかいない」と判明したのだ。

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 「矢野監督は、藤浪や2年目の高卒左腕・及川雅貴に先発ローテーション入りのチャンスを与えました。五輪期間中のエキシビションマッチで先発登板させ、『及第点』を出したら、後半戦は先発で使う、と。藤浪はエキシビションマッチ3試合に先発し、防御率は3点台半ば。矢野監督は渋い表情を浮かべていました」(在阪記者)

 合格者の名前は明らかにしていない。藤浪が合格なのか、不合格なのかも言わなかった。「及川のローテーション入り」も予想されていたが、ペナントレースが再開され、各メディアはピンと来た。

 「ペナントレースが再開されたのは、8月13日。阪神は広島との3連戦を迎えましたが、その3試合とも藤浪が試合出場登録から外れたんです」(前出・同)

 二軍落ちも噂されたが、そうではなかった。藤浪は甲子園球場に隣接された室内練習場で調整していた。二軍落ちで再調整するのなら、鳴尾浜球場に行くはずである。

 関西圏で活動しているプロ野球解説者がこう続ける。
 「ガンケルが次節のDeNA3連戦から外れることになったんです。ガンケルは8月12日の二軍戦で調整登板し、DeNA3連戦に臨む予定でした。でも、12日の二軍戦が雨天中止となり、翌13日、シート打撃に登板させたんですが、一度、実戦登板させてからの方が良いと矢野監督は判断しました。ガンケルがシート打撃に登板したのは、広島戦の試合前。ガンケルに代わる先発投手を誰にするのかが話し合われ、藤浪に決まりました。DeNA戦の先発に向けて調整させるため、13日から試合出場の登録から外したんです」

 17日のDeNA3連戦の初戦は、青柳晃洋の先発が発表された。18日は伊藤将司が控えているので、藤浪の先発は19日となる。

 「矢野監督の温情でしょう。エキシビションマッチで結果を出せなかったので、追試みたいなもの」(前出・プロ野球解説者)

 仮に矢野監督の期待に応えられなかったとしても、ガンケルが控えている。その反対に藤浪が好投したら、どうなるのか…。その時は、14日の広島戦で先発した二保旭をリリーフに回す案もあるそうだが、「藤浪の結果次第」という配置換えを行えば、投手陣全体に及ぼす影響も少なくない。

 もっとも、「矢野監督の温情はガンケルの代理先発の一日のみ」(関係者)との話も聞かれた。

 藤浪は「ローテーション入りできるよう」と一部メディアに答えており、かなり張り切っている様子が窺える。代役なら、そう伝えてやった方がいい。この流動的な投手起用が首位攻防戦に影響しなければ良いのだが…。(スポーツライター・飯山満)

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