この日、最初に放送されたのは「正しい水泳の飛び込み&ターン」の常識チェック。チャレンジするのは、FUJIWARA(藤本敏史・原西孝幸)や杉浦太陽、安藤美姫といった、「パパママ」として大活躍している7人の芸能人。彼らをアーティスティックスイミング元日本代表の青木愛監修のもと、「子どもに見せてカッコイイかどうかを基準」に飛び込みやターンをチェックすることになった。
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しかし、「カッコイイ飛び込み」はやはり水泳経験がないと厳しいらしく、元プロアスリートである安藤までもが、「失格」=「常識なし」の烙印を押されるほどに厳しいものであった。
だが、ネットではこの「正しい水泳の飛び込み&ターン」の常識チェックに非難の声が相次いでいた。
飛び込みやターンの正しいフォームは、スイミングスクールに通っていた水泳経験者でないと会得するのは難しく、特に近年では小学校・中学校・高校ではプールの授業の際、飛び込みによる頭の強打や捻挫の事故が全国で相次いでいたことから、「禁止すべき」の声が教育現場から相次いでいたという。
現に、2018年以降は「授業での水泳の飛び込みは原則禁止」とスポーツ庁が学校へ要請するに至り、その結果、2021年の今ではプールでの飛び込みは授業などで教えて貰っておらず、そもそも出来ない若者も多いようだ。
そのため、この「正しい飛び込み&ターン」の常識チェックは常識チェックの体をなしていないことになり、ネットでは「これは常識ではない」「全く意味がないチェック」「問題にするならクロールや背泳ぎの方が子どもの勉強になるのでは?」「カッコよさを追求して子どもが真似したらケガするかもしれない」といった声が相次いでいた。
『芸能界常識チェック!』側としては、メジャーなクロールではなくマイナーな「飛び込み」で奇をてらったつもりなのかもしれないが、残念ながらスタッフ側の「常識力」が少しズレていたために、非難の声が相次ぐ結果となったようだ。