「彼はとにかく軽装にこだわる人でした。夏になると、タンクトップに短パンのみ。とにかく、身軽じゃないとイヤだと言うんですね。ある時、彼と一緒に電車で移動をしていたんです。シートに座っていたら、向かいに座っている若い女性2人がこっちを見て、何かコソコソ話していました。感じ悪いな…と思ったんです。
その後、コンビニに寄り、飲みものを買いました。彼は店の入口近くでしゃがんでジュースを飲んでいたんです。そこで、股の部分を見て驚きました。何かハミ出ているんです。男性の、アレでした。彼はなんと、パンツを穿いていなかったのです!」
朋美さんは彼に、「パンツだけは穿いて」と注意したそう。まさか大人にこんなことを言うとは思わなかったと。そして後日のこと…。
「彼が友だちとお酒を飲みに行き、帰りに私の家に寄ることになっていました。ところが、彼がいっこうに帰って来ないんです。盛り上がっちゃったのかなと思い、その日はベッドに入りました。
翌朝、早く目が覚めたので、朝食を買いに出たんですね。すると、道に人が倒れていて、数人が様子を眺めていました。近くに寄って見てみると、それは彼でした。どうやら酔っぱらって、そのまま道で寝てしまったようなんです。そして、またパンツを穿いていなかったため、短パンの隙間からアレが見切れていました。私が声を掛けようとすると、近くにいた人が、“警察呼んだから”と言うので、急いで立ち去りました」
彼を見捨てる形になったが、これは致し方ない。自分の好みを優先して起きた事故であり、全ては自己責任である。彼女に罪はない。
写真・Elvert Barnes