「彼は犬と猫を1匹ずつ飼っている動物好きで、保護猫や保護犬などの里親を探す活動などもしている人でした。ある寒い日のこと。彼の家の近所を2人で歩いていたんですね。すると、ある家の前で立ち止まりました。その家には犬小屋があり、犬が1匹寒そうにうずくまっていました。彼が“いつも外に出されているんだ”と、哀れむような目でその様子を見ていたんです」
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動物好きな彼のこと。犬の気持ちになり、耐えられないのだろうと、美憂さんは考えていたそう。すると、彼が思いがけない行動に出た。
「彼がいきなりその家のインターホンを押したんです。中から、飼い主であろうおじいさんが出てきました。そこで彼は、犬を家に入れるように言ったんです。そこから口論が始まり、おじいさんも、“うちのやり方に口出しするな”と応戦。結局、彼は引き下がるしかありませんでした。
そのあと彼は、SNSに状況を投稿したんです。おじいさんを“クソジジイ”呼ばわりをして、かなり激しい言葉で罵っていました。いや、犬も大事だけど、人間も大事にしようよ…と思いましたね。
また別の日、彼の友人の飼っている犬が寿命を迎えそうだという話をされました。かなりのメス犬好きなオス犬だったらしく、いつも尻を追い掛けていたそう。彼は、“1回ぐらい交尾させてあげたかったな”と言い、私の方をチラッと見ました。その視線が、とても怖かったです」
動物愛に溢れていたとしても、その愛に特殊な傾向が含まれている場合もあるようだ。出会った相手が自分と同じ動物好きだったとしても、すぐに相性がいいと判断してはいけない。
写真・Hugo A. Quintero G.