佐藤太騎手を背に、ナイキアースワークとの併せ馬で5F65秒5→50秒1→37秒7(強め)を計時。パートナーを楽々と2馬身振り切って見せたが、それでも物足りないとばかり、ゴール後にも気合をつけられた。このハードトレにも当のフリオーソはケロリ。早々と息を整え、悠然と歩くさまは貫録さえ漂う。
「追い切りの動きもいいし、川崎記念に比べて相手に恵まれたからね。楽にペースを握れると思うし、2連覇といきたいね」。愛馬の動きをチェックした川島正調教師も納得の表情を見せた。
その川崎記念では、2008年のダートグレード最優秀馬カネヒキリとマッチレースを演じ、2分の1馬身差2着。後にフェブラリーSを制すサクセスブロッケン(3着)には3馬身先着を果たした。JRAのトップクラスを相手に互角の走りができたことは人馬ともに大きな自信となった。
今回、出走馬のなかでGI馬はフリオーソただ一頭。かしわ記念(JpnI)で再びライバルたちを迎え撃つためにも、どう勝つかが問われる一戦となる。