五輪4日前の19日、開会式の音楽担当の1人だったミュージシャンの小山田が、過去のイジメ発言をキッカケに辞任。炎上の聖火リレーは止まらず、今度はオリンピックの文化プログラムに出演予定だった絵本作家・のぶみが突如、出演を辞退。自伝に、中学生の時に黒板消しのクリーナーの後ろに3か月間隠して腐った牛乳を教師に飲ませたことなどが記載されており、これが問題視されていた。
>>『めざまし8』谷原章介、五輪中止要望の声を「雑音」と発言で批判 「安全を求める声を…」抗議の声も<<
のぶみは小学生時代、いじめに遭っていた過去があり、また高校生時代は、彼いわく池袋連合という暴走族の総長を務めていたという。そんなのぶみと番組で共演したことがあるという谷原は「暴走族の総長という感じではなかった」と、会った時に感じた人柄と経歴とのギャップに驚いたと語った。
今回の相次ぐ辞任劇について、3時のヒロイン福田麻貴は「ここまで決まって、ギリギリになって排除するという考えも、それはそれで共生社会とは逆行しているような気がしている」と直前になって追放することへの違和感を吐露。
さらに、小山田やのぶみについて、「ズレた倫理観ではありますけど、それが本当にごく一部(の人間)なのかというと、もっと潜在的に、こういう倫理観を持っている人がいると思う」と私見。「それを全部排除していくことで、より潜在的になってしまう」と告げ、「多様性とか共生をめざそうとするオリパラで、みんながそういう方向に変わっていくのが一番望ましい」とコメントした。
これに、SNS上では「共生すべきことじゃないだろ 暴行虐待とも共生すべきってどういうことだよ」「のぶみと作曲家のギリギリ解任は共生社会と逆行してるとかいうめざまし8のコメンテーターバカなの? そういうレベルの話じゃないだろ」という指摘が見られた。
そんな福田の持論に、谷原は「確かに、おかしいなと声を上げることも大事ですし」とネット世論の激しい怒りが組織委員会を動かしたことを評価しつつ、一方で、「でも、排除することによってやり過ぎてしまうと共生の理念にも反する…難しいところですね」と悪質な行為に対しては抗議するべきだが、それが過剰になりすぎている風潮に対して複雑な心中を覗かせていた。