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『ボクの殺意が恋をした』がジワジワ人気? 前評判覆し「こんなに面白いとは」の声

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中川大志

 日曜ドラマ『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)が秘かに話題になっている。

 第1話平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)からスタートした本作。第3話では5.1%と自己最低視聴率を記録してしまったものの、数字に反してドラマファンからの反応は悪くないという。

 「本作は、ある日突然殺し屋になったものの、殺しの才能は0点の柊(中川大志)が、ターゲットの美月(新木優子)を殺すどころか恋に落ちてしまう、殺意と恋が入り混じったラブコメディで、日曜ドラマ枠によくある現実離れしたストーリーとなっています。当初、ネットからは『くだらなそう』『ビジュアルしか見どころなさそう』という否定的な声が多く集まっていました」(ドラマライター)

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 ところが、蓋を開けて見ると、視聴者からは毎回絶賛が集まっている。

 「美月を殺さなければならないのに、なぜか毎回できない柊のじれったさや、第三者の殺し屋・デスプリンス(鈴木伸之)が美月を殺そうとするたびに柊が助けてしまい、縮まっていく2人の距離感が『笑えるのにキュンとする』と話題に。第3話では、公式が推奨した『デスキュン』というハッシュタグがツイッターで270件以上ツイートされていて、大いに盛り上がりました。実はじれったさ、笑いどころ、キュンポイントという、面白いドラマに必要な要素が全て揃っていることもあり、好評となっているようです」(同)

 また、柊派とデスプリ派に分かれ、それぞれの推しを応援するという楽しみ方をしている視聴者もいるという。

 「柊は顔芸も多く、リアクションも大袈裟な可愛いキャラ。一方、デスプリは『死に様は美しくあるべき』がポリシーのナルシストの殺し屋で、毎回凝った殺しの方法を考えては失敗。愛されキャラとなっています。一応殺し屋なのに、お互いターゲットをなかなか殺せない間抜けっぷり含め、両者は多くのドラマファンに愛され始めているようです」(同)

 ネットからは「こんなに面白いとは思わなかった」「視聴率低いのもったいない」という声も上がっている本作。果たして、ここから視聴率は回復するのだろうか――。

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