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「今年5回目の熱中症で倒れました」横尾忠則、回復後に親子でイベント参加 小池都知事も登場「東京の魅力を伝えられれば」

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横尾美美氏、細川直哉氏、小池百合子東京都知事、横尾忠則氏

 東京駅前の丸ビルと新丸ビルの壁面に、芸術家の横尾忠則と横尾美美親子が制作したアート作品「東京大壁画」が展示されている。17日、東京駅前の両ビルを見渡せる広場で同作品の披露発表会が開催され、小池百合子東京都知事、横尾親子が出席。作品への思いなどを語った。

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 「宇宙COSMO POWER」をテーマにした「東京大壁画」は、新丸ビルの壁面に忠則の水(aqua)をテーマとした作品、丸ビルの壁面に美美の火(ignis)をテーマとした作品がそれぞれ展示されている。小池都知事は「コロナ禍ではありますが、文化の火を絶やさず、新しい火を見出してチャレンジしていくことが大事。こういうことを発信しながら東京の魅力を伝えられれば」と同作品にエールを送った。

 忠則は「今朝うちを出る1時間前に今年5回目の熱中症で倒れました。家を出る寸前に回復して間に合いました」と照れ臭そうにあいさつし、娘とのコラボ作品について、「1万6千枚の滝の絵葉書を元に製作したもの。だんだん都市化が進んで風景が変わっていく。せめてその中で少しでも自然を認識してもらえれば」とアピール。「今回は親子の共作。親子同士で会話を交わすことはあまりない。こういう場所で作品を通して会話を交わすことができた。これも僕にとっては新しい経験だと思いました」としみじみと話す。

 娘の美美も「お互いに『水』と『火』をモチーフに作り上げていったもの。わたしは何度もここに足を運んだんです。ここから皇居に繋がる道を神聖な道と感じた。特別なる領域、聖域に入っていくゲートがあることは意味深いこと」と本作品について紹介。

 また、「去年コロナ禍でなければ、歓喜と歓声の中で(オリンピックが)行われる予定でした。だから、最初は聖火が燃え上がるパワフルなイメージを持っていましたが、その後状況が変わった。今は炎によって清める、癒しの力、心の中にある想いが映し出されて、願いのような祈りのような、状況がよりより平和なものに続く、そんな炎になればいいなって思いながらの制作となりました」とコメント。「(この作品があることで)少しでも上を向いてみるということにも意味が出てくるのでは」とも話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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