この日の『Qさま!!』は3時間スペシャル。東大軍団のほか、かまいたち率いる芸人軍団、乃木坂46のメンバーらアイドル軍団の3チームがクイズで対決した。東大軍団は林輝幸を筆頭に山上大喜、河野玄斗が登場。『東大王』(TBS系)、『頭脳王』(日本テレビ系)などで優秀な成績を残すクイズプレーヤーたちに加え、元ミス東大・元準ミス東大・東大生YouTuberの女性3人が集められた。
「東大軍団」は当然、優勝候補であり芸人軍団とアイドル軍団は「東大軍団に負けないように」と奮闘したのだが、この日の東大軍団は終始不調。他の2チームに敗れ決勝に進めなかった。
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この日「東大軍団」は圧倒的な強さを誇るクイズプレーヤーの伊沢拓司が不在。またリーダーの林は問題対策を十分に練っていなかったことなどが敗因と振り返っていたが、ネットでは「敗因は新参の女性3人にあるのでは?」と話題になった。
今回、東大軍団として登場したミス東大・準ミス東大・東大YouTuberの女性3人はクイズ番組に出演した経験がほとんどなかったほか、日本の温泉地の名前を当てる問題では「草津温泉」が答えられず。また漢字問題では「摘入(つみれ)」の読みも間違え、芸人軍団にチャンスを与えてしまうなどパッとしなかった。
ネットでは「敗退の要員は女性3人のせいでは」といった声が当然高まっていたが、一方では「今回の東大側のキャスティングには無理があったのでは?」といった擁護の声も多い。
クイズの経験が乏しい女性3人を目にした視聴者たちは「いくら東大生でもクイズが得意とは限らないだろ」「ミス東大とかは確かに見栄えはいいんだろうけど慣れてないのに出しちゃ可哀そう」「東大卒の美女を集めただけの安易なキャスティングに見える」と番組サイドを非難する声が相次いでいたのだ。
確かに、東京大学には「クイズ研究会」があり、単に強さを求めるならクイズ研究会に在籍している猛者たちがいる。ルックスを重視して元ミス東大の女性らをキャスティングした可能性が高く、スタッフ側の魂胆が見え見えだったことが批判のポイントだったようだ。
『東大王』以降、現代のクイズ番組には「東大枠」が欠かせなくなっているが、いよいよ視聴者側も「安易な東大キャスティング」に「NO」を突きつける時代がきたということか。