☆フィデル
2021年7月4日(日)小倉第5R芝1800m戦に出走予定のフィデル。馬名の由来は「忠実な(仏)」。牡、鹿毛、2019年4月22日生。栗東・友道康夫厩舎。父ハーツクライ、母ラッキートゥビーミー、母父Bernstein。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は杉野公彦氏。2020年セレクトセール1歳市場において2億900万円(税込)で落札された。半兄にはダートで1勝を挙げているラッキーモー(父Uncle Mo)がいる。本馬は胴伸びが良く、父ハーツクライの特徴をよく受け継いでいる好馬体の持ち主。胸が深く心肺機能が高そうで、距離はあった方が良いタイプだろう。追い切りではやや力みながらであったが、ほぼ馬なりのまま伸びのある雄大な走りをしており、素質の高さが窺える。長く良い脚を武器に活躍してくれるだろう。なお、鞍上は川田将雅騎手を予定している。
☆ブラックボイス
2021年7月4日(日)函館第5R芝1800m戦に出走予定のブラックボイス。馬名の由来は「父名の一部+声。母名より連想」。牡、黒鹿毛、2019年3月24日生。美浦・宮田敬介厩舎。父ブラックタイド、母ソングライティング、母父Giant’s Causeway。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はスリーエイチレーシング。2020年セレクトセール1歳市場において4620万円(税込)で落札された。スラっとした脚長で、やや華奢な印象だが、父の代表産駒であるキタサンブラックも2歳時はスラっとしたやや華奢な馬体をしていた。それが3歳夏を越えてからグンと成長し、見違えるほどの好馬体になったのは周知の事実。本馬の全体の印象からもキタサンブラックに近い成長曲線を描くのではないだろうか。追い切りを見ると柔らかみがあり可動域が広く、跳びが大きく伸びのある走りをしており、将来性が楽しみな一頭だ。なお、鞍上はC・ルメール騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン~狙ったレースは逃さない!~」も担当している。