それはオープニングでの出来事だった。いつもは身近な話題や、最近流行りのトピックスを紹介する時間なのだが、岩田アナはまず、「加藤さん、事件です! 事件が起きました」と神妙な面持ちで切り出した。
これが次への“フリ”であることは明白なのだが、この岩田アナに加藤は笑うこともなく、「事件あった?」と塩対応。それでも岩田アナは努めて明るく振る舞い、2つの“事件”の全貌を紹介した。
1つ目が、新潟にある神社で、真っ赤な足跡が血痕のように点々と残されていたというもの。この真相というのが、宮司の方が御朱印を押す時に使う大きな朱肉を放置してしまい、それを見つけた3歳の娘さんが勝手に持ち出して足跡をつけていた、という“ほのぼの”としたものだった。
だが、これに対して加藤は「あそこに置いといたお父さんとかが悪いってことだね。次はやっちゃだめだよってしっかり言わないと」と一見、真面目な感想を言ったようにみせかけてボケたつもりが、岩田アナはツッコめず笑いにならなかった。
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もう1つの事件が、パティシエをしているという人が、赤いカカオバターを温めようとオーブンの中に入れたところ、それが漏れ出し、下の家具に血が流れた跡のように垂れていた時の写真が紹介された。
2つの事件を解説した岩田アナは「はい。ということで今朝は最新の事件を、お伝えさせていただきましたが……いかがでした?」と、加藤に恐る恐る“お伺い”を立てた。
これに加藤は「いかがでしたかどうかは分かりませんよ私は。視聴者の皆さんが決めることですから」と感想コメントを放棄し、突き放した。
岩田アナがオドオドしながら、「まあ、こういう、まあ…何の事件性もない結末だったんですけれども?」と重ねて聞くと、おびえる彼女に加藤は「大丈夫、岩田、大丈夫だよ。そんな不安がらなくても」とフォロー。「トトンと行こう! トトンと行こう!」と次の話題に移るよう促していた。
SNS上では、そんな加藤のどこか冷たい態度に「冷たいし、威圧的に感じる」「水トちゃんの時と全然対応が違って、岩田アナに少しキツイ?冷たい? 気がします」「岩田アナへの塩対応と、他の出演者への対応が違い過ぎて」という指摘も見られた。この後もギクシャクは続いていたが、この不協和音の原因は何なのだろうか?