個性派刑事たちの奮闘を描く人気シリーズ。今シーズンは第1話13.2%、第2話13.7%、第3話11.9%、第4話14.2%、第5話12.9%と高視聴率をマークしていたが、6話連続で2ケタ獲得となった。
「元は17年3月に亡くなった渡瀬恒彦さんが主演の『警視庁捜査一課9係』シリーズだったが、渡瀬さんの死去にともない井ノ原が後継し改題した。刑事役の羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正らが渡瀬さんの遺志を継いで一致団結。チームワークは抜群で、『9係』からのファンが離れないのが高視聴率の要因」(芸能記者)
ところが、そんな同ドラマに“異変”が起こってしまったのだ。
第3話では、津田寛治が演じる刑事の村瀬が何者かに刺され、一命をとりとめたもの重傷で入院し、現場復帰できず。第4話以降は村瀬抜きで物語が進み、第6話では村瀬の登場シーンはまったくなかったのだ。
>>ドラマ『特捜9』のキャストと制作陣に突き付けられた深刻な結果<<
発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)によると、「9係」は渡瀬さんの色が濃いドラマで、スタッフとキャストの結束が強く、裏方や若手をも気遣う“渡瀬イズム”が浸透。
しかし、井ノ原が主演になると、主人公が30歳ほど若くなり、番組も若返りが必要だとして、ベテラン監督やプロデューサーが外されるなどしたため、渡瀬さんを慕っていた津田が強く反発。
シーズン3の時点で辞めたいと言っていた津田を引き留めたプロデューサーも外されてしまい、もはや津田の降板は既定路線だというのだ。
「もし、津田が降板しても、ほかの俳優が入って穴を埋めるのでは。そうなると、羽田、吹越、田口らも反発して降板を申し出る可能性があるのでは」(テレ朝関係者)
シリーズ存続のための正念場を迎えてしまったようだ。