同シリーズは、亡くなった渡瀬恒彦さん主演で2006年から17年まで放送されていた「警視庁捜査一課9係」シリーズの続編として18年4月にスタート。
難事件に挑む刑事たちの活躍と、その背景にある人生模様など、事件そのものだけでなく人間の生き様を真摯に描き、水曜夜9時枠の定番となった。
今作でも、井ノ原のほか、俳優の山田裕貴、女優の羽田美智子らおなじみのメンバーが再集結する。
「一部報道で、『9係』時代からのレギュラーだった津田寛治がスタッフの交代やキャストの若返りに納得できず降板を示唆していることが報じられていたが今シリーズも出演。天国の渡瀬さんも喜んでいることだろう」(放送担当記者)
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昨年放送された前シーズンは全10話で平均13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。安定の高視聴率となったが、同じ放送枠はすでに新規参入が難しい状態になってしまったようだ。
「『相棒』シリーズはほぼ例外なく2期の放送。となると、1年間で4期のうち、残り2期しかないが、残るは『特捜9』と少年隊・東山紀之主演の『刑事7人』で埋まってしまっている。相棒はテレ朝にとっての大功労者の水谷豊、残る2作品は主演がいずれもジャニーズ事務所の所属タレントが主演なので、シリーズを続けるしかない。平均視聴率が1ケタになれば局の上層部もシリーズ続行について考えるかもしれないが」(芸能記者)
特に水曜、そして木曜の午後8時は〝レギュラー〟が占めているテレ朝だが、新規ドラマは思わぬ掘り出し物があるかもしれないという。
「昨年10月期、美人秘書軍団の活躍を描いた『七人の秘書』を放送したところ、全8話平均で14.5%と大当たり。すでに映画化計画が進行しているようだ」(同)
ここ1、2年でもし水曜枠に新規参入するドラマがあれば、よほどの自信作のはずだ。