『悪い顔選手権』というのは、“長田と松尾、もし2人が逮捕された時に、どちらが悪い顔できるか”という企画。ニュースなどで逮捕された際、よく逮捕前の容疑者の映像が流れるが、いわゆる悪い顔をしているイメージがある。それをどちらがうまくできるのか勝負するというもので、最高で再生回数684万回を突破。テレビでも企画にされることが多い。
この企画の初出しは昨年の11月なのだが、遡ること4年前の2017年、『オモコロ』というウェブサイト内で『容疑者フェイス選手権』が行われていた。こちらは、編集部の中に悪人顔の人が多いということから、容疑者として捕まっていそうなライターを決定するというもの。各ライター自ら、逮捕され送検される際の映像や写真を制作して発表している。企画自体を聞くと、確かに類似していると思われても仕方ない内容となっている。
ネット上でその声を聞いたチョコプラ側が19日、YouTubeでフジテレビの情報番組『バイキング』をパロディーした番組をアップ。自らこの騒動の説明を行った。
「松尾は、MCの坂上忍のモノマネ、長田は本人役、そしてゲストにはバイキング出演歴ある横澤夏子が参加していました。長田は質問に答える形で、オモコロを見たことはなかったと説明。企画被りを嫌うため、撮影前はYouTubeで調べ、被ったらやらないことにしていたそうなのですが、まさかYouTubeではなく、ウェブサイトでネタが被るとは思わなかったと説明しています。長田は企画について、『似て非なるもの』とコメント。ただ、タイトルを見てしまうと『パクリと言われても仕方ない』と語っていましたね」(芸能ライター)
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企画の発想の出どころ自体が違うため、オモコロ側は“パクられた”と思っていないだろうと長田。しかし、勘違いさせてしまったことについては、オモコロ側に謝罪した。ネットでは、本動画について、終始笑いを交えたコント仕立てにしたからか絶賛の声もありつつも、「チョコプラ好きだったのにこれは残念すぎる」「チョコプラに対して怒り通り越して呆れしかない」と炎上。火に油を注ぐ形となってしまった。
「今回の件はチョコプラが不憫な面もあります。オモコロをパクったつもりがないが、ネタが被ったのでオモコロには謝罪する。でも、真面目にやっても仕方ないから笑いに変えてでも、しっかり説明をしたんでしょう。終始、コントで笑いにしていましたけど、謝罪部分はしっかり謝っていました。でも、コントを理解できない人が『好きなものをけなされた』『煽っている』と感じてしまったようですね。また、坂上に扮した松尾が『ごちゃごっちゃ言ってくるゴミみたいなやつがいる』という発言をしました。これは度を越した誹謗中傷をしてくる人のことを指していますが、『オモコロのファンをゴミ呼ばわりするし最悪じゃん』と取られてしまったようです。このほかにも、YouTubeをするのに『オモコロ』を知らないことに違和感を覚える人など、それぞれ考えや捉え方が違うので、真面目に謝罪しても、結局は炎上していたのではないでしょうか」(同上)
YouTubeで大ヒット企画を連発するチョコプラ。しかし、今回の件で勘違いさせてしまったユーザーは一定層いる。ネットを味方に付けたはずだったが、意外なところで足元をすくわれたようだ。