「今回は例年と違ってコント番組が多かったんです。まだ芸歴10年未満の第7世代が主役になるのは、経験的にも乏しいです。そこで、知名度がありながらもネタで勝負してきたチョコプラに白羽の矢が立ったのでしょう。現に『そのネタ、ネタにしていいですか?』(フジテレビ系)や『新しいカギ』(フジテレビ系)など、彼らがリーダー的なポジションとなって放送されたコント番組も多くあります」(芸能ライター)
チョコプラはお笑い第6世代、6.5世代に括られることが多い。彼らの年代は、第7世代の陰に隠れながらも、“いぶし銀”的に笑いを勝ち取る芸人が多いのが印象的だ。若手が一堂に会する『有吉の壁』(日本テレビ系)でも、チョコプラとほぼ同世代のパンサー、シソンヌ、さらば青春の光など安定感抜群の芸人が台頭。番組側も、コンビ結成時から10年以上賞レースに挑み続け、実力をつけてきた彼らに、安心して企画を任せられている状況である。
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こうした活躍がきっかけで、第6世代も他のバラエティーで活躍をし始めている。『有吉の壁』のように、お笑い戦闘力が顕著に分かってしまう番組で実力を発揮すれば、チャンスが広がるということを彼らは身を以って証明しているのだ。
「チョコプラはモノマネのほかにも、オリジナルゲームやYouTubeでバズり企画をたびたび出しており、アクションを起こし続けています。もしかしたら、今年の秋頃には、レギュラーの冠番組ができるかもしれませんね。しかし、一点だけ頭を悩ませる点があります。ギャラの安さです。先日番組で『仕事を選ぶ』と言っていましたが、彼らはギャラが安い分、細かい仕事をたくさんしなければなりません。吉本興業は少し前まで、レギュラーを持ち安定期に入るか、もしくは売れてから申告しないと単価が上がらないシステムでした。現在は、どうなってるのかは分かりませんが、チョコプラも単価を上げて、安定した仕事をしていきたいと考えているのだと思いますよ」(同上)
2021年は、このままチョコプラが台頭するのか? 同年代や第7世代と切磋琢磨してお笑い界を盛り上げてほしいものだ。