ゲス不倫で知られる宮崎謙介元衆議院議員や、4WD不倫で知られる俳優の原田龍二が「バラいろ」のMCに起用されている。この番組は「大人の夜のワイドショー」と銘打たれており、下ネタを含んだトピックが議論されることもしばしば。彼らでも活躍できる余地があるのだろう。このほか、ジャニーズタレントでは、未成年の女性との飲酒が週刊誌に報じられたNEWSの小山慶一郎もレギュラーコメンテーターを務めている。
さらに単発出演組では、覚醒剤取締法違反で逮捕され有罪判決を受けた歌手で女優の酒井法子が2014年11月に「5時夢」に出演。番組としては、半年越しのオファーを行ったという。番組では、アイドルの恋愛や、AV出演オファーなど踏み込んだ話題も取り上げられた。このほか、占い師からの洗脳騒動で世間を騒がせた元オセロの中島知子が出演したことも。
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両番組は「予算の7割が出演者のギャラ」と言われるほど低予算だ。不祥事を起こした芸能人ならば、知名度はあっても安くオファーをかけられる事情もありそうだ。芸能人側としても、MXとは言え、地上波に出られるメリットがある。両者の利害が一致しているのだろう。
「再生」を遂げた芸能人がいる一方で、自らが起こした不祥事で番組から追われてしまった人物もいる。元フジテレビの長谷川豊アナウンサーは、自身のブログで「人工透析患者は自業自得」などと記した内容が炎上。2016年10月に帯でMCを務めていた『バラいろ』を降板した。「再生工場」と言われながらも「何でもアリ」ではないのは確かであり、そうしたバランスの良さも両番組が広く受け入れられ、長く続いている理由かもしれない。