この番組は、東京都内で話題のラーメン店をかまいたち、さらば青春の光、おいでやす小田、3時のヒロインなど大人気のお笑い芸人がレポートするという内容。「お笑い」と「ラーメン」という人気ジャンルをミックスした企画で、放送前から大きな注目を集めていた特番であったという。
ところが放送直後、ネットでは番組の内容に批判的な声が挙がっていたという。
批判の声が挙がったのは、芸人軍団の食レポの慣れて無さで、例えば昨年のM-1グランプリで準優勝となった、おいでやすこがが東京駅内の人気ラーメン店へレポートに入った際、おいでやす小田の食べるラーメンにだけ箸が置いておらず、「箸わ~い!」と大声を張り上げるなど、食レポ以外の部分で目立っていたほか、ギャル曽根と一緒に食レポを行ったパンサーの尾形貴弘は新宿で人気の魚介系ラーメン店に入った際、スープを一口飲んで、「うわ~!海水を飲んでいるみたい!」とラーメン店のレポでは言ってはいけない一言を発してしまう展開などがあり、「芸人パートは正直いらない」「ギャル曽根だけでいい」「せめて食レポのうまい芸人を呼んで欲しい」といった声が相次いだ。
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また、番組中では「人気美女芸人登場」など、美女芸人が多数出演することをPRしていたが、出演する女性芸人は、たんぽぽの川村エミコ、おかずクラブ、ゆりやんレトリィバアなど、見た目で笑いを取るタイプの女性芸人がほとんどであり、「美女芸人?どこが?」、「見た目で笑いを取る女性芸人にお世辞でも美女というのは逆に失礼」「普通に人気女芸人じゃ駄目だったの?」「ご時世的に人の容姿を笑ってはいけないのかもだけど、ワザと美女呼ばわりするのは違うと思う」と、スタッフの「分かってなさ」に多くの批判の声が挙がっていた。
なお、『鬼旨ラーメンGP』では、総勢60人以上の芸人が出演していたが、そのほとんどは、通常ならば裏番組である日本テレビ系の『有吉の壁』(この日は放送休止)出演芸人と同じであり、ネットでは「芸人の扱い方は圧倒的に『有吉の壁』の方が上」といった声が相次いでた。人気ジャンルを混ぜただけでは、大ヒット企画は生まれないのである。