この日、『火曜サプライズ』は最終回スペシャルで、2009年から12年に渡り放送されてきた番組の歴史を振り返り、番組最多出演ゲストとなった大泉洋と松岡茉優が登場。また、司会のウエンツ瑛士の親友である小栗旬、特別ゲストとして中居正広が出演するなど、長寿ゴールデン番組のラストに相応しい内容であった。
番組スタート時から司会として番組をけん引してきたウエンツと山瀬まみは、最後の生放送パートで思わず涙をにじませるハプニングもあり大団円となった。
ラストのロケは2018年から司会に加わったヒロミの家で、ウエンツを労うためヒロミ、ウエンツ、中居で3人対談となったのだが、あるシーンが視聴者の間で物議となった。
ヒロミは年長者・芸能界の先輩として、ウエンツに「番組が終わっても『求められてない』なんて思う必要はない」、「俺は仕事無くなって一度(テレビ出演を)辞めたけど、そんな事を思う必要はない」と力強く励ました。
>>ウエンツ、視聴者からの声に「めちゃくちゃ腹立つ」で物議 「自分が反省すべき点では?」指摘と心配の声も<<
そんな中、中居はウエンツに「次の番組って何が始まるって聞いてるの?」と何気なく聞いたところ、ヒロミの様子がおかしくなり、「ごめんな。涙流してな」とニヤつき始めた。
何かを察したウエンツがヒロミを問い詰めると、ヒロミの口から「4月から火曜サプライズの後番組をやることになった」と電撃発表。既にタイトルも内容も決まっており、ヒロミはウエンツに「いつかゲストで呼ぶよ!」と声を掛け、ウエンツが「ふざけんなよ!」と声を荒げる、というシーンが放送された。
このウエンツに対するドッキリに近いサプライズ発表は、ネットで大きな話題になり、「ヒロミさんの電撃発表面白かった」「最後の最後までサプライズを大事にしたこの番組らしい」という声が相次いだ一方、ウエンツには同情の声も相次いだ。
ウエンツは『火曜サプライズ』終了後は、バラエティ番組のレギュラーがゼロになる上、ヒロミ自身も本来であればウエンツが海外へ留学している間のピンチヒッターというポジションだったのが、いつしかウエンツと山瀬とヒロミというトリプル司会という変則的な形になり、傍から見れば「ヒロミが番組を乗っ取った」という形に見える。そのため、ネットでは「最後までウエンツが可哀そうだった」、「ウエンツイジリは番組の魅力だけど最後くらい労って欲しかった」、「2年だけしか居なかったヒロミさんが番組を乗っ取ったみたいで胸糞悪い」、「普通に意地が悪い」と語る番組ファンは多かったようだ。
視聴率は決して悪くなかったという『火曜サプライズ』だけに、ヒロミの後番組が当人の言う通り、『求められてない』という結末にならない事を願いたいが……。