美容への気遣いも感じられ、男性としても感心するところだ。しかし、それが女性としての魅力につながるかというと、そうでもない。男が惹かれるのは、むしろ「野菜を食べない女性」の方なのだ。
普段からよく野菜を食べている女性からすると、まったく食べない男性は不健康に思えるはず。「野菜も食べた方がいいよ」なんてアドバイスもするだろう。でも、男だって野菜を食べた方がいいことは分かっている。わざわざそんなことを言われたくはない。
「野菜も食べなさい」なんて言われると、子どものころに母親に注意されたことを思い出してしまう。すると、思い出がオーバーラップし、言ってきた女性が母親の姿と重なる。母親とは、男性にとって恋愛対象からとても遠い存在であり、恋愛感情から遠ざけてしまうことになるのだ。
>>実は逆効果? 褒めすぎる男が女性からモテない理由<<
男性は、食に関しては好きにさせてほしいと思っている。もし勧めるとするなら、肉だ。肉の勧めなら喜んで受け入れるし、一緒に食べたいと思うだろう。
昔から、男女の関係において、「焼肉を一緒に食べると肉体関係になりやすい」と言われる。通説ではあるが、男が女性を焼肉に誘う際、少なからず性的な衝動が働くことは確かだ。
そこで、焼肉に一緒に行き、野菜ばかり食べている女性を見て男性はどう思うだろう。この先の進展は見込めないと、感じさせてしまわないだろうか。誘わなければ良かった…とならないだろうか。やはり男性としては、野菜ではなく肉をバクバク食べてほしい。そういう女性に、男は淡い期待を抱く。
いくら本当に野菜が好きだったとしても、好きな男性の前では、野菜以外のものもバクバク食べるべきだ。
写真・Tatsuo Yamashita