褒めるためには、人をよく観察する必要があります。そして、一目見て相手を褒められるくらいの能力を持っている人は、それだけ褒め慣れているのです。異性を褒め慣れている男性は、女性から「軽々しい」「遊んでいそう」という印象を持たれてしまいます。しかも、褒め方によっては、セクハラっぽさを感じる女性も少なくはありません。そうでなくても、媚びを売っている小心者だなと思われる危険性は大いにあります。
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これらの「遊び慣れている」「媚びを売っている」という印象は、恋愛にとってマイナスに働くことはあっても、プラスに働くことはありません。程度の差こそあれ、女性は男性には自信を持っていて欲しい、しっかり自分を引っ張って行って欲しいという願望を持っています。それなのに、自分のご機嫌を取るような行動をされれば、せっかく芽生えた恋心もしぼんでしまいます。
褒め言葉は、相手の本心から生まれたものでなければ意味がないのです。そして、本心から言っている言葉かどうかを見極める勘を、多くの女性は持っています。「こう言っておけば喜ぶんだろう」なんて気持ちで発された言葉に感動する人はいないでしょう。
もちろん、褒めて欲しいところで褒めてくれない男にはガッカリしますが、褒めすぎるのは逆効果。義務感のような褒め言葉を伝えるくらいなら、何も言わない方が好印象を与えることもあるのです。
文/恋愛ライター・大山奏