ポジティブな女性というのは印象も良く、男ウケがいい。友だちも多く、たくさんの男に囲まれるだろう。しかし、男が本気で惹かれるかというとそうでもない。男がトキめくのは、「ネガティブな女性」の方なのだ。
ポジティブな女性は、落ち込んだ時に励ましの言葉をかけてくれるだろう。「きっといいことある」「一緒に乗り越えよう」と元気づけてくれる。だからこそ、男としてもそんな女性に悩みを打ち明けたいし、そばにいて欲しいと思う。
その感情が好意に変わることもあるが、男はふと思うのだ。「誰に対しても同じなんだろう」と。どの男に対しても同じように優しく接するんだろうと、八方美人の印象を抱く。そして男は、独り占めできないことを嘆き、勝手に落胆するのだ。
>>モテたいなら一生デートには慣れない方がいい? 女性を不安にさせる理由とは<<
ネガティブな女性に対してはそれがない。ネガティブな女性は、無駄に愛想を振りまかない。むしろ、「私なんかが…」と自分を卑下し、心を閉ざしている場合すらある。八方美人などとは程遠い印象だ。
男は、そんなネガティブな女性に強く興味を持つ。自分に振り向かせたいという欲求が働く。もし、自分だけに心を開いてくれたのならば、待ち望んでいた「独り占め」の状態が堪能できるからだ。
一つ、ネガティブな女性が気を付けなければいけないのが、愛が強くなりすぎるところだろう。「私にはこの人しかいない」という思考に陥ると、相手の男性を束縛しかねない。あまりに強い束縛はマイナスだ。それさえ気を付けておけば、ネガティブ万歳である。
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Daniel R. Blume