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K-1電撃移籍の篠塚辰樹「印象に残るKOをして全部楽しませたい」

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篠塚辰樹

 3月21日に東京ガーデンシアター(有明)で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~」のスーパーファイト(-59kg契約/3分3R・延長1R)で小澤海斗と対戦する篠塚辰樹が意気込みを語った。

 RISEを主戦場にしていた篠塚はK-1と電撃契約を交わし、今大会が初参戦となる。「まず1年ぶりの試合が楽しみですね。しかもK-1初参戦でデカい会場、相手も小澤海斗だから早くやりたいです。(会見で小澤が)もっと言ってくるかなと思ったんですけど、連敗してるからですかね?あんな感じだったし、全く怖くはなかったので、小澤からはオーラも感じなかったし、ファイターの感じもしなかった。もう終わったんですかね。まあ何とも思わないです」と対戦を待ちきれないとしながらも、小澤には拍子抜けした様子。

 「昔は強かったっぽいですけど、最近(実力が)落ちてるっぽいし、やる気がない疑惑も聞くから、最後俺に負けて引退してもらってもいいのかなって思います。なんかもうやめそうじゃないですか?ここできれいに終わりにできたらいいんじゃないかって」とまで言い切った。

 「もともとアマチュアボクシングをやって、そこからプロボクサーになってA級まで行ったんですけど、いろいろあってキックに転向して…って感じです」と語った篠塚は別のアピールも。

 「あと、格闘技も見てほしいんですけど、自分、レゲエのサウンドでDJもやっているので、そっちの方のライフスタイルを見てほしいです。毎週渋谷とかで回したりしてるし、遊びも本気でやってる感じです。サウンドは2年前からやっていて、今はクルーが5人いて、そこらじゅうでやってます。だから格闘技ファンをレゲエの方に連れてきて、レゲエの人に格闘技の試合を見てもらいたいですね。自分の人生において格闘技とレゲエは外せないものだから、どっちの自分も見に来てほしいです」とPRした。

 ボクシングからTEAM TEPPENに入り、キックボクサーとしてRISEで衝撃的なKOデビューを飾った篠塚は「ヤバイのが出てきた」という期待が持てるファイターだった。その後、紆余曲折を経て新天地に戦いの場を移したのは「好きに楽しくやりたい」性格の篠塚にとって必然だったのかもしれない。

 「キックに来てからとりあえずベルトを獲りたいって思っているので、K-1でベルトを獲れたらいいなって感じです。あと、音楽も格闘技も上げていきたいですね。人生楽しまないとしょうがないし、自分は働くために生きてるわけじゃなくて、遊ぶために生きているので。自分は何でも楽しみます。K-1初参戦で衝撃的っていうか、印象に残るKOをしたいと思っているので見に来てください。見に来てくれたら、入場から全部楽しませる自信があるんで。自分は格闘技でも音楽でもなんでもエンターテインメントだと思うので、全部楽しんでもらいたいです」

 今後の抱負をこのように語った篠塚だが、「楽しませたい」というワードはデビュー以来、言い続けている言葉。盟友たちとは対極のリングに立つことになったが、「楽しませる」ためならまた交わることがあるのかもしれない。K-1にはいないタイプの選手なだけにどんな初陣になるのか楽しみである。

(どら増田)

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