「彼とデートで待ち合わせをした時。少し早く着いたので、近くのカフェに入ったんですね。待ち合わせ時間を少し過ぎた頃、彼の姿が見えたので店を出ようとしました。レジが混んでいて、2~3分かかってしまったので、“待たせてごめんね”と伝えました。すると彼が、“10分ぐらいだから平気だよ”と。そんなに待たせたかな…。
また、去年のホワイトデーの時、彼が手袋をくれたんです。チョコに比べてだいぶ値段も高いので、“高いもの買わせちゃってごめんね”と謝りました。すると、“1万円ぐらいだからいいよ”と。でも、たぶん5~6千円なんです。彼、なんでも少し上乗せして言うんです」
>>トイレの残り香を求める彼に~女がドン引く瞬間~<<
真琴さんは、彼のちょっとしたセコさに気が付いた。付き合っているうちに、そんな場面をよく目にするようになる。ある時、友だちの前でもそれを披露したそう。
「彼を友だちに紹介しようと、3人で飲みに行ったんですね。友だちはかなり可愛い子だったので、彼も気に入っているのが分かりました。次第に酔いも回ってきて、友だちが彼に、“遊んでたんじゃないですか?”と冗談交じりに言ったんです。そして、“今まで何人と付き合いました?”と聞きました。そこで彼が、“5~6人かな”と。
友だちが、“真面目なんですね”と驚いたように言うと、彼はデレデレと嬉しそうな表情を浮かべていました。でも、その質問、以前私もしたことがあるんです。その時は、“7~8人かな”と言っていました。減ってる…。セコい下心に、若干引きました」
彼はきっと、虚栄心が強いだろう。自分を少しでも良く見せたいのだ。ただ、事実を知る者にとっては、その姿はとても情けなく映るに違いない。
写真・ninachildish