「以前、同じ職場の男性とお付き合いしていました。彼は見た目がいいとは言えず、周りの女性社員からもノーマーク。なのに、なぜ私が惹かれたのかというと、彼が時々胸に響く言葉を掛けてくれるからでした。
告白をされた時もそう。2人で食事をした後に“好きだ”と言われたんですが、彼は恋愛などにあまり積極的ではなさそうなタイプなんです。告白されて驚いていたら、“思っているだけで何もしないんじゃ、愛してないのと同じだよ”なんて言うんです。胸をズキュンと撃ち抜かれた気分になりました」
>>舌で浮気を感じる彼に~女がドン引く瞬間~<<
理央さんは、職場には内緒で彼との交際を始めた。しばらくして、職場の忘年会があり、彼が余興をすることになったそう。そこから、彼のメッキが剥がれていく。
「彼は同僚と組んで、みんなの前で漫才を披露することになりました。100人以上が参加する、大規模な会。そこで彼は、堂々とネタを披露し、爆笑をさらっていきました。上司も大喜びで、私も誇らしい気持ちになりました。
ところが、週明けの出勤日、社員数人が集まって、彼の漫才について話していたんですね。誰かが、スマホである有名な芸人さんの動画を開きました。それが、彼の披露した漫才とほぼ一緒。再生回数が少ないのをいいことに、そのままパクッたようでした。すると、女性社員が、“あの人よくセリフをパクるよね”と。たまにいいことを言うけど、全部誰かのセリフの引用だと言うんです。私は、彼に告白された時の言葉を検索しました。超有名な邦画の主人公が使っていた言葉でした。一気に冷めました」
セリフを引用するのは悪いことではないが、あたかも自分の言葉のように使ってしまうと、バレた時に大変だ。誰のものなのか、出典は明らかにしておくべきだろう。
写真・Tine Steiss