「私はWEB関係の仕事をしていて、いつもパソコンと睨めっこ。とにかく肩が凝るんですね。すると彼が、飲み薬をくれたんです。ネットで購入したらしいんですが、“製薬会社の友だちに勧められた”と。俺も使っているから安心だと言うんですね。2種類を1日1錠ずつとのこと。
ただ、一つ気になったのが、箱がなかったことでした。でも、彼を信用して1か月ほど飲み続けたんです。なんとなく症状が軽くなった気もしました」
里穂さんは、それからもしばらく飲み続けたそう。するとある日、彼の家を訪れた際、その薬の入っていたと思われる箱を発見したんだとか。
>>罰ゲームで男と絡ませようとする彼に~女がドン引く瞬間~<<
「私の飲んでいる薬が少量入っていたので、その箱なんだと分かりました。海外製のようで、薬名がアルファベット表記だったんですね。そのまま文字を打ち込んで検索してみると、それは肩こりの薬ではありませんでした。なんと、育毛剤だったんです。確かに、彼は最近髪が薄くなりつつありましたが…。
彼を問い詰めると、その通りだと白状しました。なぜ私に飲ませたのか。それは、薬を飲み始めて2か月ほどは、古い毛が抜けていったん髪が薄くなるそうなんです。その、“抜ける髪の量を知りたかったから”だと。要するに、私のカラダを実験台にしていたんです。“いっぱいあるからいいだろ”と言われ、ドン引きですよ。お前なんかハゲてしまえ!」
幸い、里穂さんに目立った抜け毛はなかったそう。髪は女の命。男よりも大事にしなければいけないものであるということを、肝に銘じておこう。
写真・Osvaldo Gago