警察によると、男は午後10時過ぎに友人らと焼き鳥を訪れ、友人の1人がタバコに火を吸おうとした際、店員が「タバコを吸うなら換気扇を回してください」と声をかけたことに、「なんで客に指示するんだ」と激怒し、口論に発展。店員の顔を複数回殴りつけた。
この様子を見た別の従業員が警察に通報し、駆けつけた警察官が暴行の疑いで現行犯逮捕した。当時、男は泥酔しており、会話もままならない状態だったという。警察の取り調べに対し、男は「店員とのやり取りで腹が立った」と話し、容疑を認めている模様だ。
なんとも自分勝手な立ち振る舞いに、「店が賃貸物件だとすれば、タバコの臭いが壁に付けば修繕費用がかさむ。店員は当然の行動をしたまでなのに、キレるとは許せない」「客だから全てにおいて店員より偉いなんてことはない。こういう人間はサービス業の敵」「お客様は神様じゃない。店員に強く当たる人間は不愉快」「暴力はありえない」「69歳じゃ全て昭和脳なんだろう。本当に許せない」と男に対する憤りの声が相次ぐ。
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また、「殴られ損にならないよう慰謝料を取るべき」「大した怪我がないからといって許さず、きっちり処分してほしい」「店には客を選ぶ権利がある。こういう人間は名前と住所を公表し、飲食店全体で立入禁止にするべきだ」と店側に厳しい対応を求めるネットユーザーも多かった。
「お客様は神様です」という言葉は昭和の名歌手の故・三波春夫さんが考えた言葉とされているが、三波さんの公式サイトには「お客様とは聴衆・オーディエンスのこと」「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい、何をされようが我慢して尽くしなさいと発想、発言したことはまったくない」と見解が述べられている。
逮捕された男は「神様」気分だったのかもしれないが、それは大変な間違いである。このような人物が1人でも減ることを祈りたい。
記事の引用について
三波春夫公式サイト
https://www.minamiharuo.jp/profile/index2.html