事件が発生したのは昨年12月29日。浪速区のマンションで、知り合いを名乗る人物から119番があり、消防隊員が駆けつけると、身体に複数のやけどの痕があり、心肺停止状態で倒れている33歳男性を発見。その後、敗血症で死亡した。
警察は通報した男性が行方不明となっていることから、容疑者の可能性もあるとして捜査。その最中、通報者であり、大阪市内の別のマンションで一緒に生活していた33歳の男が4日に出頭。傷害致死の疑いで逮捕される。また、一緒に逃走した28歳の男も犯人隠避容疑で逮捕された。
>>48歳男、60代妻にホットケーキを作ってもらえず暴行し逮捕 「自分で作れ」怒りの声集まる<<
2人の間に何があったのか。逮捕された男は、自宅の風呂場で被害男性の全身に高温のシャワーを浴びせる、タバコの火を押し付けるなど暴行し、火傷を負わせる。その後、知り合いの住む浪速区のマンションに運び、数日間適切な治療を受けさせずに放置。容態が急変したことに焦ったのか、通報して逃走した。
警察の取り調べに対し、男は「一緒に生活していて、自分が指示したことを守らなかった」と話しているという。2人は学生時代の同級生といい、被害男性は容疑者の仕事を手伝うため福岡から来阪し生活したということで、主従関係に置かれていたことは間違いないと見られている。ただし、どのような仕事に就いていたのかなどは、わかっていない。
火傷をさせられた上に亡くなった男性。心中察するに余りある。厳罰は免れないだろう。