「ワクチンが全世界に広まった場合でも、できて無観客での開催が精いっぱいなのでは。状況が憂慮されているだけに、開催都市が決まっていない2032年への“スライド開催案”が浮上している」(スポーツ紙の五輪担当記者)
一時期はどこからか、「1月18日に開催中止発表」という情報が流れたものの、結局、その日の発表はなし。
昨年は3月30日に延期が発表されただけに、遅くても今年もその日までには開催か延期かについての発表がありそうだが、一刻も早い発表を待ち望むのがテレビ各局だという。
「昨年は最悪の1年。五輪中にバッチリ放送スケジュールを組んでいたのがすっ飛んでしまい、おまけに、コロナの影響で春先から連続ドラマの撮影がストップ。そのおかげで、特にゴールデン・プライム帯は過去のドラマの再放送でしのぐしかなく、大幅にCMの広告収入が減ってしまった」(民放キー局のドラマ班スタッフ)
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昨年に比べ、今年は早い段階から延期になる可能性が示唆されているだけに、混乱は少ないようだ。
「なんとかコロナ禍でも万全の感染対策でドラマやバラエティーの撮影を行うことができている。編成プランも当然、五輪延期の場合も用意してある」(同)
もし開催が延期になった場合、その状況を好機として受け入れることになりそうなのがNHKだというのだ。
「現状、連続テレビ小説も大河ドラマも放送時期が大幅に遅れてしまっている。五輪期間は放送しない予定だが、もし、開催延期になった場合、その間も放送することにより、遅れを取り戻すだけでなく、従来の放送開始スケジュールに戻せるかもしれない」(テレビ誌記者)
とはいえ、撮影現場はバタバタになりそうだ。