今回の総合演出チームには、狂言師の野村萬斎氏を筆頭に、ミュージシャンの椎名林檎氏、映画プロデューサーの川村元気氏など錚々たるメンバーが揃っていたが、一度“バラシ”となる。この背景には、コロナの蔓延により、五輪を開催するとしても大規模なものはできず、さらに予算縮小も関係していることがあると思われる。新たな演出チームのトップとなる佐々木宏氏は、電通出身のクリエイターなため、町山氏の皮肉発言に繋がったのだろう。
これを受け、ネット上では「更なるお金の臭いがプンプンしますね」「なんだか味方がどんどんいなくなるトランプ状態ですね」「まだオリンピックやる気まんまんなのが信じられない」「分かりやすくていいネーミングですね。このコロナ禍の中、やろうとしていること自体が醜悪です」といった共感の声が多く聞かれた。
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その一方で、「まつり」というひらがなの表記は「ドンピシャなネーミングだと思います。が、電通過労死事件の被害者さんのお名前が思い出され、とまどっています」といった声も聞かれた。こうした声はほかにもあり、電通での長時間労働を苦に自ら命を断った、過労死事件の高橋まつりさんを思い起こさせるネットユーザーもいるようだ。
町山氏は、多くの媒体で連載を持ち、ツイッターも頻繁に更新しており、熱心なファンも多い。今回の「電通まつり」も言い得て妙だが、ネット空間は多くの人の目に触れる場所だけに賛否両論が集まっていると言えそうだ。
記事内の引用について
町山智浩氏のツイッターより https://twitter.com/TomoMachi