第11話は、朝顔(上野樹里)のもとに、入院中の祖父・浩之(柄本明)から連絡が入る。転院することになった浩之は、以前、朝顔に手渡した、里子(石田ひかり)のものかもしれない歯の検査結果を知りたがっていた。朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を連れて浩之に会いに行くことにし――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
第11話では、朝顔たちを迎えに来た車で平(時任三郎)が、浩之の転院前の病院に向かったり、面会の日付を間違えたり、美幸(大竹しのぶ)の営む食堂でまたもキーケースを忘れるなど、認知症が疑われる行動がより見られた。これに端を発する美幸のある言動が、視聴者の間で物議を醸しているという。
「問題となっているのは、東北から発つ日の朝、朝顔が美幸に『こちらで食事した後、父がキーケース忘れてましたよね。ああいうのって初めてだったんでしょうか?』と聞いた際の一幕。これまで朝顔に好意的だった美幸は一変、『だったらどうするの? 朝顔さんの心配が本当だったとしたらどうするの? 仕事をして小さい子がいてお父さんの介護まで、できるの?』と攻撃的に。呆気にとられる朝顔に対し、さらに『こっちのことは心配しないで。私がいるから。何かあったら連絡するから』とマウントとも取れる言葉を掛けていました」(同)
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この美幸の言動に視聴者は激怒。ネットからは、「何様なんだ?」「なんの権利があって『私がいるから』とか言ってるの?」「娘に対して何女房面してるの?」といった声が多く寄せられた。
「実は第10話でも、父の忘れっぽさを不審に思った朝顔が美幸に電話で『父、最近忘れっぽいところないですか?』と確認。何度もキーケースを忘れている姿を見ているにも関わらず、美幸は『いいえ、全然。いつもお元気そうでうらやましいくらい』と話をはぐらかし、視聴者からは『なんでごまかすの…?』『お父さんのこと狙ってるのか?』といった不信の声が聞かれていました」(同)
美幸が平に対し、どういう種類の好意を抱いているかは明確に描かれていないものの、多くの視聴者が美幸の言動に不快感を覚えたようだった。