第8話では、桑原(風間俊介)が長野県警へ異動することに。一方、朝顔(上野樹里)が所属する興雲大学法医学教室には、60代後半と思われる男性の遺体の解剖の依頼が入る。自殺の可能性が高いが、朝顔は遺体の手と爪に褐色森林土と石灰が付着していたことや、全身を骨折している中で右手の中手骨が折れていることが気になり――というストーリーが描かれた。
今話から、新章「孤独編」が描かれている本作。平(時任三郎)も仙ノ浦に引っ越し、美幸(大竹しのぶ)が営む食堂が行きつけに。そんな中、ラストシーンの美幸の言動に視聴者から大きな反響が集まったという。
第8話の中で明らかになったのは、美幸が里子(石田ひかり)の同級生だったという事実。それをこれまで隠していたことを含め、どこかミステリアスな雰囲気のある美幸だが、店内には今どき公衆電話が設置されており、珍しそうに見ていた平に美幸が「震災の時、一番よくつながったの」と説明する場面もあった。
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「そんな美幸ですが、ラストシーンで描かれたのは、古びた財布の中に入っていたテレフォンカードを公衆電話に入れ、『もしもし。あたし、美幸。里子ちゃん、あのね……』と話しかける姿。この衝撃的なシーンに、視聴者からは『えっお母さん生きてるの!?』といった驚きの声が聞かれましたが、一方では、『ミスリードでは?』との指摘も。さらに、ネット上からは、『亡くなった人に心の中で話しかけてるみたいな感覚なのかな』『ふとした時に亡くなった親友に話しかける気持ち分かる』『美幸にとっても里子が大きい存在だって分かって切ない』という声が聞かれました」(ドラマライター)
登場当初から、視聴者の間では「大竹しのぶがただの脇役のわけがない」「絶対にキーパーソンになるはず」といった声が上がっていた美幸。ここに来て、また存在感を強くしたようだ。