霜降りは粗品も、多くのYouTuberと絡んでいる。昨年まで活躍していたレペゼン地球のチャンネルでトークをしたり、ピアノ演奏などを主にするゆゆうたとは、自身の楽曲でコラボするなど、様々な形でチャンネルに出演。同世代のFischer's-フィッシャーズとは、2019年、せいやも含めて食事をしたのは有名な話だ。また、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)も同じく、ヴァンゆん、ラファエル、てんちむなど、人気YouTuberとコラボ。そのたびに話題となっている。
「霜降りやEXITなど、お笑い第七世代以外にも、キングコング・梶原雄太扮するカジサックは、ラファエル、ヒカル、スカイピースなどと共演。雨上がり決死隊・宮迫博之も、同じく、ヒカルやレペゼン地球とコラボし、YouTubeの視聴者に受け入れられてきました」(芸能ライター)
一昔前の芸人と言えば、どこかYouTuberを揶揄することが多く、芸人とYouTuberの間には大きな溝があった印象だ。カジサックや宮迫は特別としても、特にお笑い第七世代は、YouTuberと分け隔てなく交流している。なぜ、ここ数年で芸人とYouTuberが共演することが増えたのだろうか。
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「自分たちでYouTubeチャンネルを持っていることがほとんどなので、多くの登録者数がいるYouTuberとコラボすることで認知度を高めるという“ブランディング”という側面はありますが、第七世代と30代中盤以上の芸人と大きく違うのは、学生時代にネットがあったかどうかです。今の若手は、小学生や中学生の頃から、ニコニコ動画や2ちゃんねるがあった世代です。幼いころからパソコンに慣れ親しんでいて、ネットの世界が日常にありました。特に粗品は、高校生の頃に大喜利サイトを運営し、ニコニコ動画好きを公言。そういったこともあって、YouTuberとの共演に苦手意識もなければ、揶揄することもないのです」(同上)
芸人にとって、今や、劇場やテレビだけでなく、ネットも活躍できる場。時代の流れもあって、ようやく雪解けになりつつあるが、いまだにYouTubeに苦手意識を持っている芸人は多い。選択肢の一つとしてネットの世界に足を踏み入れてほしいものだ。