ファンの呼び名で有名なのは、ジャニーズグループ。「アラシック」は嵐、「エイター」は関ジャニ∞を示すことは有名だ。ほかにも、「ハイフン」はKAT-TUN、「パーナ」はNEWS、「俺足族」はKis-My-Ft2、「ジャス民」はジャニーズWEST、「ティアラ」はKing & Prince…多くある。個人ファンは「○○担当」や「○○推し」と呼ばれる。
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第7世代でも、個人ファンの呼び名は存在する。四千頭身がそうだ。自由奔放でつかみどころがない石橋遼大は「ばしガール」。センターで、つぶやくようにツッコむ後藤拓実は「ごとガール」。ボケの都築拓紀は「つづガール」。推しによって、分けられている。
「3人は、出待ち(お笑いライブ後に楽屋出口で待つファン)が多いことで知られています。最後の1人までしっかり応える神対応も、人気を支えている理由でしょう」(お笑い事情に詳しい構成作家)
四千頭身の売れ方は、所属するワタナベエンターテインメントで異常なスピードだった。結成7日後に、お笑い大会で優勝。1年目で、ナインティナインやキングコングほか多くの芸人を若い段階で発掘し、売り出したフジテレビ系列の「新しい波」シリーズに抜てきされた。ニッポン放送の長寿深夜ラジオ「オールナイトニッポン0(ゼロ)」のレギュラーメインパーソナリティーは、史上最年少の平均年齢となった。後藤は「人志松本のすべらない話」(フジ系)の“べしゃリスト”にソロで史上最年少(21歳)で出演している。
「ボソボソと話す後藤さんのツッコミは、怪我の功名です。『新しい波』の初回収録のとき、心臓の病気で体力が不調だった。ネタでも大声を出せず、覚えていないほどフラフラ。それが逆にバカウケして、現在の脱力系漫才が仕上がったのです」(先の構成作家)
現在のお笑いシーンで、ティーンエイジャーからの支持がケタ違いなのはEXIT。ファンは「ジッター」と呼ばれ、公式グッズも豊富だ。そんななか、3種類の「ガール」を生んだ四千頭身。ジャニ超えできる日も近い、か……。
(伊藤由華)