事件が発生したのは1月3日午後7時半頃。北海道上ノ国町在住の65歳無職の男が、函館市内に住む親戚の60代女性が住むアパートを訪れると、部屋に入れるよう申し出る。当時、函館市は最低気温が氷点下10℃を下回っており、かなり危険な寒さで、中に入りたいと思うのは、当然のことだろう。
ところが、この男は過去に事件を起こし、昨年12月28日に罰金の略式命令を受けており、敬遠したくなるような人物だったようで、女性は中に入れることを拒否する。すると、男は玄関のガラスを蹴って割った上で鍵を開け、部屋に侵入した。
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女性は即座に110番通報し、駆けつけた警察官に住居侵入の現行犯で逮捕された。取り調べに対しては容疑を認め、「外が寒かったので入れてほしかった」などと話しているという。親戚なら入れてほしいと感じるのも無理はないが、拒否したくなる理由があったようだ。
謎の多い事件に、「親戚なら普通は入れてもらえる。別に事件を起こしている人だし、厄介者だったんだろう。かわいそうだけど、自業自得だね」「どこまで近い親戚なのかは不明だが、行動を見れば断りたくなる理由がわかる」「ガラスを割ってまで入るなんて異常すぎる。そもそもどうやって函館に来たのか」「この時期ガラスを割られるのは寒くて大迷惑。本当に迷惑なヤツ」と男への憤りが相次ぐことになった。
再犯の可能性も否定できない男。厄介な親戚を持ってしまった女性の心中は、察するに余りある。