DDTが15日に会見を開き、発表した。伊藤がみちのくプロレス時代の故・愚乱・浪花さんのファンだったことを某媒体のコラムで書いたところ、それを知ったデルフィンがタッグ結成を持ち掛けたという。
デルフィンは「伊藤選手とのタッグは楽しそうですね。浪花のファンだと掲載されたのを知ったのは、浪花のお父さんからの情報なんです。メチャメチャ喜んでいました。コロナが収束していたら、必ず会場に来てもらいたい。(伊藤選手には)浪花ムーブして、カニカニエルボーもマスターしてや」とのコメントを寄せた。
ここしばらく、クリスとの伊藤リスペクト軍団としての活動がなかった伊藤は「なんで浪花さんが好きかって?クリスのTwitterで知って、好きになってスイングDDTとかやらせてもらってます。師匠のデルフィンさんと試合できて純粋にうれしい。せっかくなので、伊藤のことを弟子にしてもらってもいい。リスペクトでつながってるんで、余裕で勝てると思うけど。浪花さんから学んだのはハッピーになれる試合だから、ハッピーに葬りたい」とコメント。
クリスは「自粛期間中に世の中のみなさんがハッピーになれるよう、動画や画像の投稿をしていた。僕の世代の海外のプロレスファンにとって、日本のプロレスを見る入り口になったのは94年の『スーパーJカップ』が多いと思う。その中でも、デルフィンさんは際立っていて、テクニック、見た目、パフォーマンスを持っていて、そこからみちプロや大阪プロレスに興味を持った」という。
「僕はあまりドリームマッチを追い求めてないが、この件に関しては別。夢がかなった気がした。MAOは僕と同じように、みちプロの影響を受けて、それを継承してる。それはナカムラ、マイウミにも言える。デルフィンさんと組んで、伝統の6人タッグで東北の若者と試合ができることに意義がある。イトウリスペクト軍団は終わったものだと思ってたけど、イトウリスペクト軍団の一員としてベストを尽くす」と語った。
また、伊藤は「(レジェンドとは)タッグより、闘う方が好き。23日の路上(東京ソラマチ・スカイツリー路上電流爆破プロレス)の大仁田厚さん、デルフィンさんも味方。味方から吸収することはあまりなかった。今回デルフィンさんに気を付けて、盗めそうなところを盗みたい。リスペクトの心があれば何でもできる。(クリスとは)英国と福岡で言語も違うし、デルフィンさんとは歴史も違うけど、リスペクトの心でつながっている。敵をぶっ倒していきたい」と強い意欲を示す。
最後にクリスが「今現在、2人のダブルムーブがなかった。タッグを組んでるとき、イトウさんの危ないときに助けている記憶がある。スカイツリーもあるし、何かしら合体技を考えていければ」と2人の連携技を提案。伊藤は「特訓しましょう!」と開発する考えを明らかにしている。
◆DDTプロレス◆
『KAWASAKI STRONG 2021』
2021年2月14日
神奈川・カルッツかわさき
▼スペシャル6人タッグマッチ
スペル・デルフィン&クリス・ブルックス&伊藤麻希 対 MAO&中村圭吾&舞海魅星
(どら増田)