>>【有名人マジギレ事件簿】「札束で引っ叩いて…」南キャン山里が許せない相手とは?<<
この日、番組のゲストとして出演した俳優の勝地涼は、物心ついた頃から浜田が俳優として活躍する姿を見ていたと語り、「芸人さんが役者さんをやるっていうのは、最近だと珍しいことじゃないですけど、その当時、浜田さんの方からやりたいと言ったのか…」と質問。これに浜田は、ある日突然、2時間ドラマのオファーが届いたと回顧。それまで、ドラマ出演の経験がなかった浜田だが、結婚式の司会という脇役だったことで、「それくらいだったら試しに1回行きますわ」とオファーを受けたという。
そのドラマは、90年に放送された緒形拳主演の『普通の結婚式』(TBS系)という作品で、浜田が出演するシーンは、ホテルの大宴会場で撮影が行われた。当時、浜田は朝の6時に現場入りしたものの、「(カメラを)ぜっっんぜん回さへんねん! 知らんから、ドラマを。違うシーンばっかり、ずーっと撮ってて」と、いつまで経っても自分の出番が来ず、気付けば夕方になっていたという。そして、夜ご飯の頃には「いつやんねん…!!」とブチギレ寸前状態だったとのこと。
その後、ようやく浜田の出番がやってきたそうだが、散々待たされイライラしていたことで、貧乏ゆすりをしながら撮影に臨んだという。浜田としては、自分が映るのは正面のカメラだけなので、貧乏ゆすりをしても問題ないと思っていたようだ。しかし、実際のオンエアでは、浜田の認識していなかったカメラが、足元から見上げるように撮影しており、貧乏ゆすりもそのまま放送されたという。
これを知った浜田は当時、ドラマのプロデューサーに「お前と2度と仕事せぇへんからな! ドラマなんてやめじゃボケェーー!!」とマジギレしたとのこと。だが、浜田はその後、別のプロデューサーが手がけた『ADブギ』や『十年愛』など、多くのTBSドラマに出演し続けることとなる。これに関して、彼は「(オファーしてきたスタッフが)違う方だし、俺らの世界って、現場で同じ人ばっかしか会わへんから、役者ってどんな人間なんやろとか。ドラマの現場ってどんなんなんやろ、バラエティと違うんかな。ちょっと見たいなと思ったから。それで初めて連ドラの方に行って。そしたらなんでか知らんけど、そっからTBSで10年やらされた」と明かした。
一時は役者の仕事を辞めると考えていた浜田だが、別のスタッフのオファーによって、数々の名作ドラマへの出演が実現したようだ。