ややオーバー気味のナレーション、調理工程の詳しすぎるVTRなど、番組の特徴はしっかり継承。今後の展開が期待されている。
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同番組は、伝説的な「モザイク」がつけられた番組として有名だ。
2005年2月、番組で奇妙な演出があったとしてネットユーザーがざわついた。番組ではスタジオで多数の芸能人が調理工程を見守り、最後に「運命のジャッジ」をするのだが、スタジオの真ん中にいるのにもかかわらず全く顔が映らない人物がいた。
顔が隠れているカットが多く使われたほか、顔が映り込む場面では番組サイドがテロップで顔を隠すなど、かなり異様なモザイク処理がなされたのだ。
詳細は明らかになっていないが、このタレントは身なり格好から当時人気の女性アイドル・あびる優だったのではないかとされている。
あびるの顔が隠されたのは、その年に放送された日テレ系バラエティ番組『カミングダウト』での「窃盗告白事件」の影響があったと思われる。
同番組では、あびるが小学5年生のころ「近所の店の倉庫に忍び込み、飲食物を盗んでいた。その飲食店は後につぶれた」と面白おかしく話したことが問題となり、あびるは芸能活動を無期限停止(2カ月後に復帰)。
当時人気のタレントであったため、多くの番組が出演シーンカットなど対応に追われたという。
『どっちの料理ショー』が妙なモザイクで対応したのは、芸能人が横一列に並ぶ配置や、あびるが真ん中に座っていたことが災いしたと思われる。
なお、『カミングダウト』はあびるが芸能界に復帰する直前に放送を終えている。これが編成上の問題か、あびるの問題が影響したのかは明らかになっていない。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)