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オリックス、アルバースが帰国「納得できる登板も増えた」来季の契約は未定

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アルバース

 オリックスは17日、3年目のアンドリュー・アルバース投手が帰国したと発表した。これで、アダム・ジョーンズ外野手、ブランドン・ディクソン投手、タイラー・ヒギンス投手、アデルリン・ロドリゲス内野手、スティーブン・モヤ内野手と併せて、今シーズン、オリックスと契約していた外国人選手は全員帰国した。2年契約のジョーンズは来シーズンが契約2年目、ヒギンス、モヤは来シーズンの契約が濃厚で、ロドリゲスは微妙なところ。ディクソンとアルバースは新外国人選手との兼ね合いを見ながら、契約の可否を決めるものと思われる。

 来日1年目の2018年には19試合に登板、9勝2敗の好成績を収め、先発ローテーションの左腕として、チームに貢献したが、昨年は13試合の登板にとどまり、2勝6敗と1年目の活躍とは裏腹の成績に。勝負をかけた今シーズンは、16試合に登板、4勝8敗でシーズンを終えた。10月24日の千葉ロッテ戦では6回2/3を2安打、無失点の好投を披露。「今日は調子自体もよかったし、その中でも特にスライダーがよかった」とアピールしたが、10月31日の日本ハム線では5回1/3を6失点の内容で終えたため、首脳陣に良い印象を与えてシーズンを終えられなかったのは、残念なところだ。

 アルバースは「2018年後半にケガをして以来、なかなか思うようなピッチングができず、自分自身、不甲斐ない思いもありました。しかし、今シーズンは体もほぼ100%に近い状態まで戻り、納得できる登板も増えました。チームとして優勝できなかったことが悔しいですが、例年とは全く違うシーズンとなった今年でも、ファンのみなさんの応援はいつも力になりました」とアルバース先生の愛称で親しまれたファンに感謝するとともに、コンディションは持ち直していることを明らかにしており、今シーズンは、ヒギンスがセットアッパー、ディクソンがクローザーだったこともあり、アルバースが先発を務めた試合は、枠の問題から、外国人選手が1人“上がり”となるなど、チームの編成面で苦悩しただけに、来シーズンまたアルバース先生と再会できるのかどうかは、もうしばらく時間がかかるかもしれない。

(どら増田)

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