東明は岐阜・富田高から桐蔭横浜大、富士重工を経て2013年にドラフト2位で入団。同い年のドラフト1位、吉田一将とともに即戦力右腕として、ルーキーイヤーから期待され、2年目の2015年には早くも10勝を記録。しかし、2016年、2017年と右肘の手術を受けてから、思うようなピッチングが出来ず、2018年、2019年はそれぞれ7試合に登板、1勝ずつを挙げるにとどまっており、今シーズンは中継ぎで2試合に登板しただけで、一軍での登板は少なくなっていった。まだ31歳と若いだけに環境を変えた上で、もうひと花咲かせてもらいたい。
白崎は埼玉栄高、駒澤大を経て2012年、横浜DeNAにドラフト1位で入団。大型内野手として期待され、2年目の2014年には101試合、2016年には92試合に出場するも打率は2割台前半、ホームランも2015年、2016年の6本が最多で、実力が開花せぬまま、2018年のシーズン途中にオリックスへトレードで移籍。2019年の春季キャンプでは万全の準備をして臨み、守備面でも猛アピールしたが、打撃が向上せず25試合しか出場出来ず、今シーズンは3試合に出場したのみでシーズンを終えてしまった。
小島はユーティリティプレーヤーとして、森脇浩司、福良淳一、西村徳文といった歴代監督から重宝され、飯田は若いピッチャーの相談役としても選手から慕われていた。松井は昨年、中日からトレードでオリックスに入団。今シーズンは二軍で結果を出していたが、一軍では振るわなかった。根本は山本由伸、榊原翼、山崎颯一郎と同期で、投手と外野手が出来る二刀流選手だったが、プロに入ってからは外野手に専念。長打が魅力の選手だったが、一軍で飛躍出来なかったのは残念でならない。
現役続行を決めた選手には違う環境での活躍を、現役に区切りをつける選手には違うステージでの活躍を祈るばかりだ。
(どら増田)