>>巨人、“敵将”ラミレス監督の入閣計画が?「育成に舵を取る」上層部の言葉は改革の前触れか<<
「3-1」と巨人2点リードの8回表。田中はこの回から4番手として登板するも、先頭から四球、死球、ヒットと一瞬で無死満塁のピンチを招く。さらに、ここで迎えた山崎晃大朗に逆転の満塁ホームランを浴び、1死も取れないままここで降板となった。
同戦は先発のプロ2年目・20歳の横川凱が5回1失点でプロ初勝利の権利を持っていたが、田中が逆転満塁弾を被弾したことにより消滅。また、チームもその後得点を奪えず、そのまま「3-5」で敗れる結果となった。
逆転負けを招いた田中の投球を受け、ネット上には「何しに来たんだって言われてもしょうがないほど酷い投球だった」、「1死も取れずに4点奪われて降板は何も擁護できない」、「コントロールが致命的に定まってなかった、山崎に打たれた球もど真ん中のスライダーだったし」、「初勝利潰された横川がただただ可哀想過ぎる」といった反応が多数寄せられている。
同時に、「それまで無失点続けていい感じだったのにもったいないなあ」、「せっかく積み上げてきた結果がパーになった、日シリで使われる可能性も低くなっただろう」といったコメントも複数見受けられた。
「今回大炎上で敗戦を招いた田中ですが、試合前までは11試合連続無失点と好調。チームは現在中継ぎエースの中川皓太が左わき腹痛により二軍調整中で、中川に次ぐ存在の大竹寛も腰の張りで約1カ月離脱し今月4日に一軍に復帰したばかりという状況なので、日本シリーズでの積極起用も有力視されていました。ただ、無失点を続けた11試合中1試合しかなかった3点差以内リードでの登板が投球を狂わせたのか、それとも既に優勝が決まった状況で気の緩みがあったのか、今回まさかの背信投球で試合を台なしに。そのため、原辰徳監督はシリーズでの田中の起用を見送るのではと推測しているファンもいるようです」(野球ライター)
同戦の炎上で防御率が「3.58」から「4.88」と1点以上悪化した田中。試合後、原監督は田中について特にコメントはしていないが、この日の炎上劇はどのように映ったのだろうか。
文 / 柴田雅人