以前から今オフ、来シーズンに向け、“血の入れ替え”を行うことを球団上層部などが示唆していた巨人。14名中12名は20歳代と、若手を中心に容赦ない大リストラを敢行した。なお、報道ではどちらも支配下選手である加藤脩平、村上海斗はシーズンオフのトライアウトを受験するとされているが、その他の選手の動向については伝えられていない。
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優勝から3日後に断行された大量解雇を受け、ネット上には「大規模な人員整理あるとは言われてたけど、ここまで若手をバッサリ行くとは」、「素人目で見るともったいないなと思う選手も何人かいるけど、球団が切る判断をしたってことはもう伸びしろは無いってことなんだろうな」、「ドラフトで19人も指名したのは大リストラの布石だったのか」、「若いうちにクビにするのは当人の将来を考えたらいいだろうが、今後入ってくる選手には悪影響にならないのか?」といった反応が多数寄せられている。
一方、「野上が入ってないのが意外過ぎる、まさかこの期に及んで残そうとしてないだろうな」、「何で野上も切らないんだ、成績考えたら真っ先に切るべき選手だろ」といった、現在二軍の野上亮磨を絡めたコメントも複数見受けられた。
「名前が挙がっている野上は、2017年オフに3年4.5億円(推定)の契約で西武から巨人へFA入団した33歳の投手。ただ、入団翌年から昨シーズンまでの2年間は、通算で『38登板・5勝6敗・防御率4.53』とサッパリ。今シーズンは昨年10月にアキレス腱を断裂した影響もあり一軍登板すらない上に、二軍でも『18登板・0勝3敗・防御率4.98』と全くといっていいほど結果を残せていません。その野上が支配下・育成の若手を差し置いて戦力外とならなかったことに不満を抱いているファンは少なくないようですね」(野球ライター)
成績的には真っ先にクビ候補に挙げられてもおかしくないといえるが、今回の発表には名前が含まれていなかった野上。ただ、一部では「毎年日本シリーズ後くらいに発表されてる戦力外第2弾でクビだろ」と、発表の時期が違うだけで戦力外自体は決定的だろうとも予想されている。
文 / 柴田雅人