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そんなつんく ♂のプロデュースを受けたつぼみ大革命は、杉山優華、松下千紘、吉岡久美子、しより、樋口みどりこ、恵梨華、水森依音、糸原沙也加、岡本りんの9名からなるアイドルグループ。彼女たちの特徴は、歌だけでなくコントをする点。『THE W 2019』(日本テレビ系)の決勝にも進出し、その実力は折り紙つき。同大会で優勝を果たした3時のヒロイン・福田麻貴が、彼女たちのライブを構成しているのは有名な話である。
今回、シングル発売を記念して3人3組に分かれて話を伺った。こちらでは、リーダーの杉山、樋口、恵梨華のインタビューをお届けする。
ーーつんく ♂さんから受けたアドバイスの中で、印象的だった出来事、または勉強になったことなどを教えてください。
杉山「(レッスンの時)つんく ♂さんからもらったダメ出しを、自分らなりに解釈して踊っていたんですけど、『振り付けられた時のまんまクセなしで踊って』『最初に戻して』ってアドバイスされたんですよ。そこで、“つぼみって知らず知らずのうちにダンスを変えてしまっていたんやな”って思って。『逆襲のYEAH!』はもちろんですけど、今後、別の曲でも振り付けをいただいたときは、プレーンに分かりやすく踊っていこうって思いましたね」
樋口「歌詞こそが、つんく ♂さんからの私たちへのメッセージだと思っていまして、すごく鼓舞されました。歌詞の中に『夢でも見なきゃやってられない!』ってあるんですけど、その通りやなって思いながら、噛み締めながら歌っています」
恵梨華「ダンスのご指摘で、エイトカウントをしっかりとるっていう(ことを学んだ)。練習のときに、ただ踊るんじゃなくて『1曲丸ごと“ワン、ツ、スリー、フォー……”を口に出しながら踊ってみてください』っておっしゃられて。“エイト”のところでしっかりポーズを決めたり、アクセントをとるっていう練習なんですけど、ほかのレッスンでも使えるなって勉強になりました」
ーー恵梨華さんは、先日行われたオンラインライブで、つんく ♂さんへの想いをぶつけ、涙ぐむ一幕がありましたよね。
恵梨華「小さい頃からモーニング娘。さんが好きで、“つんく ♂さんにプロデュースしていただきたい”ってずっと思っていたので、まさか夢が叶うなんて思っていなかったし、遠回りしたけどプロデュースしてもらえて嬉しいなって。つんく ♂さんはTwitterのリプで『頑張ろな』とか返してくれるんですけど、いつも“本人から!?”って驚きます(笑)」
ーー今まではセルフプロデュースが多かったですが、今回、つんく ♂さんの目線が入ることで、つぼみ大革命として変化があったのでは?
杉山「めちゃくちゃありました。衣装もこれまでは各自担当カラーを取り入れたものにしていたんですけど、お任せしたら赤に統一されて。しかも一人ひとり形が違って、“この子は短パンで、この子はタイトな服なんや”とか、それぞれ合っていると思ったし、アー写(アーティスト写真)もバランスを見て並びを決めてくださったんですよ。やったことのない並びだったので、見たことがない写真が出来上がりました」
恵梨華「今までつぼみのジャケットって笑顔が多かったんですけど、今回クールなジャケットになっていて。逆に難しかったです。(カメラマンから)『もうちょっとだけ笑わないでください』とか……。そういう表情を作る勉強にもなりました」
ーー盟友の福田さんが『いつキスすんねん』を作詞。メンバーの杉山さん、恵梨華さん、糸原さんが一緒に住まれているそうですが、彼女の作詞を見てどんなことを思いましたか?
恵梨華「ワードセンスがすごいなと。例えば(歌詞に出てくる)『レモンサワー』は、どの飲み物でもいいのに、レモンサワーを選ぶことで情景がすぐに浮かぶし、麻貴さん曰く、実体験ではなくて、いろんな人に聞いたり、恋愛のあるあるをまとめたりしたらしいので、麻貴さんってスゲーなって思いました」
杉山「こんな“つぼみっぽくない、でもつぼみを感じられる曲”を書いてくれたんやって驚きましたね」
――福田さんから受けたアドバイスで印象に残っていることはありますか?
樋口「(『いつキスすんねん』の)レコーディング中に、歌の指導もしてくださったんですよ。『母音は強く歌わないで』とか、『ここはこういうメッセージがあるから、それを想いながら歌ってくれたら、すごく気持ちが乗ると思う』とか、細かく教えてくださって……。もうすごすぎて“この人に出来ないことって何があるんやろ?”って思いました(笑)」
ーーつぼみ大革命の皆さんのことを初めて知る方もいらっしゃると思うので、メンバーからみた3人の魅力を教えていただきたいです。まずは恵梨華さんの魅力からお願いします。
樋口「彼女は“1人つぼみ”をやってくれていて、明るい、面白い、かわいいが凝縮された子だなって。恵梨華が一人でいることで、パッと明るくなる。恵梨華がいると心強いし、ヒマワリみたいな子だなって思います」
杉山「つぼみの笑いの部分を担ってくれている人で、“普通は振り切れんやろ”ってところまでやってくれるので、恵梨華のおかげでつぼみらしさが出ます。罰ゲームとか、みんないきたくない時も『私いきます!』って行ってくれて、ほんまに助かっていますね(笑)。あと、浮き沈みがないので“アイドルやな”って思います。ずっとポジティブで明るくて、家でも変わらないので、メンバーとして頼もしいし、憧れるし、スーパーマンだと思います」
ーーでは杉山さんはいかがでしょうか?
恵梨華「リーダーということで、メンバーを守ってくれるのはもちろんなんですけど、私たちが苦しくなったときに、最後に守ってくれるのは優華さん。でも、私が一番すごいと思っているのは、優華さんのツッコミなんですよ」
杉山「もうええってそれ! いっつも言うやん!」
樋口「(笑)。歌もダンスもトップレベルですし、リーダーということもあって、メンバーを一人ひとり見てくれているんですよ。そして何より、リーダーはつぼみのファン。みんなのことを愛してくれているのが、ひしひしと伝わるし、それがファンの方にもバレている。本当に愛のある人で、優華さんがリーダーで良かったって思うことは多々あります」
杉山「(聞いていたら)めっちゃウルさいつぼみ好きな人やん」
ーー最後に樋口さんについてお願いします。
恵梨華「みどりこさんはミステリアス。“もっと知りたい”って思う人です。私生活も全部気になるのに、追いかけてもみどりこさんに届かない。ムカつくくらい非の打ちどころがない。ファンの方も、みどりこさんを崇拝しているくらい魅力的で、一番芸能人って感じです」
杉山「一番つぼみの中で変なんです。メンバーの中で常識人っぽく振る舞っているけど、一番ぶっ飛んでいて、突拍子もないことを言うんですよ。でも、その意見はみんなが思いつかないようなことで“めっちゃいいやん!”ってなるっていう。あと、つぼみのことを一番見守ってくれているなって思います。私たちがキャッキャしているところを一歩下がって冷静に笑顔で見てくれていて、つぼみの母みたいな存在です」
ーー中止になった全国ツアーのファイナル公演が11月8日に決定しました。オンラインでもやるライブですが、意気込みをお願いします。
恵梨華「(6回公演予定が)2回しか行われなかった伝説のライブというか(笑)。つぼみはいつもこうで、何かドーンってしたいことがあっても、いつも壁ができちゃうんです。でも、こういうことは何度も乗り越えてきたんで、何も怖くないというか。(コロナになっても)“いつかできる。そのために今は蓄える時間や”ってみんなポジティブに考えていたので、この時期でダンスや歌のレベルが下がっているって思われるかもしれないですけど、むしろツアーでやろうとしていた何倍ものパワーでお届けしようと思っています。絶対に観てほしいです」
杉山「コロナの期間に麻貴ちゃんがテレビに出て、つぼみのことも言ってくれていたので『つぼみのファンになりました』って言ってくれる若い子も増えました。初めてワンマンを観る方にも楽しんでもらえるようなライブを作りたいと思っていますし、7枚目のシングルを出したので、最強の曲を組み込んで、最強のファイナルをやりたいと思っています。安心して観にきていただきたいです」
樋口「本来だったら行きたかった場所もあるんですけど、逆にこういう時期になったからこそ配信が武器になると思っています。会場で盛り上がれるのは幸せなことなんですけど、観にこられない方も、おうちで楽しめるので、もっとたくさんの人をつぼみファミリーに取り込めたらいいなと思っています」
(取材・文:浜瀬将樹)
『逆襲のYEAH!』
絶賛発売中!
▼「つぼみ大革命初全国ツアー〜バーンといってガーンと突破〜FINAL」
【日程】2020年11月8日(日)
【場所】YES THEATER(大阪)
【時間】<1部>開場14:00 開演 15:00
<2部>開場18:00 開演 19:00
【料金】前売¥3,000 当日¥3,500 配信¥1,500
※劇場観覧用チケットは完売!現状配信チケットのみ販売
「オンラインチケットよしもと」から発売中
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
(24時間の見逃し視聴サービスあり)
▼「ツボミ―ティング」
【日程】2020年11月12日(木)
【場所】よしもと有楽町シアター (東京)
【時間】開場19:00 開演 20:00 終演 21:30予定
【チケット料金】前売¥2,300 当日¥2,800 配信¥1,000
「チケットよしもと」にて10/17(土)10:00~一般発売開始
https://yoshimoto.funity.jp/
配信チケットは「オンラインチケットよしもと」から発売中
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
(24時間の見逃し視聴サービスあり)