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そんな今、波に乗るつぼみ大革命は、杉山優華、松下千紘、吉岡久美子、しより、樋口みどりこ、恵梨華、水森依音、糸原沙也加、岡本りんの9名からなるアイドルグループ。彼女たちの特徴は、歌だけでなくコントもできる点。『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(日本テレビ系)の決勝にも進出し、その実力は折り紙つき。同大会で優勝を果たした元メンバーの3時のヒロイン・福田麻貴が、ライブの構成やコント台本を手がけているのは有名な話だ。
今回、シングル発売を記念して3人3組に分かれて話を伺った。こちらでは、水森、吉岡、糸原のインタビューをお届けする。
ーーグループを結成して10周年の記念すべきシングルが、つんく♂さんのプロデュース。常々「つんく♂さんにプロデュースしてほしい」と言ってきていたそうですが、実際に受けることになったと聞いて、どんなことを思いましたか?
水森「まさか自分の人生にこんなサプライズがあるとは思っていなくて、単純にうれしかったです。グループとして10年やってきて、自分の中で全力でやっているつもりなんですけど、どこに向かっていけばいいのか分からなくなったときに、この話を受けたので、本当に喝が入ったというか、いい意味でプレッシャーをいただいたので感謝しています」
吉岡「まず、“夢って叶うんや”って思ったのと、“言い続ければ届くんや”っていううれしさがありました。その日に『逆襲のYEAH!』ってタイトルも教えてもらって“これはほんまに逆襲できるかもしれへん!”って思いました」
糸原「私はアイドルになりたくて、なんやかんやあって吉本に所属になったんですけど(笑)、アイドルをしているうちに、吉本とつんく♂さんっていう絶対交わらなさそうな2つが交わって、私たちのもとにお話をいただけたのが、奇跡やなと。吉本に入るとも思わなかったし、つんく♂さんにプロデュースしてもらう未来も1ミリも想像していなかったのに、そういうことが起こったんで、人生ってほんまに面白いし、予想外のことが起こるな、って身にしみて感じました」
ーー様々なアイドルを育ててきたつんく♂さんのプロデュースということで、驚かれることも多かったのではないでしょうか?
吉岡「私たちの過去のライブを観てくださったみたいで、そこから興味を持っていただいて、いろいろ知ってくださって……。(『逆襲のYEAH!』は)私たちのことを“なんでここまで知ってくれているんやろ?”っていう歌詞になっています」
糸原「いつもだったら、レコーディングはみんな決まっている部分を歌って終わりなんですけど、今回は全員が1曲を歌って、それをつんく♂さんが聴いてくださって、“ここはこの子にしよう”と割り振ってくださいました。これは初めてのやり方でしたね」
吉岡「つんく♂さんは前からそのやり方をされてきたみたいで、私たちメンバーが輝くように組み立ててくれました。だからこそ曲とめっちゃ向き合いましたね。これまでは自分の歌うところだけで、1曲を通して練習することは少なくて、(一つの作品として)1曲丸ごと大事にする大切さに気付かされましたね」
糸原「私にくれたワンフレーズだと思って、余計に大事にするようになりました」
ーー『逆襲のYEAH!』に収録されている『いつキスすんねん』は、福田さんの初作詞。少しリアリティーを感じる内容ですが、この歌詞を聞いたときの感想を聞かせてください。
吉岡「タイトルは聞いていて、歌詞が届くまでは“どんな曲なんやろ?”って思っていました。先に曲を聴かせてもらったらミディアムバラードやったんで、歌詞を楽しみにしていたら、“きれいやけどサビ面白い、でも共感”みたいな。めちゃくちゃ感動しました」
水森「つぼみの楽曲ってライブで盛り上がる曲が多くて、普段聴いていてもライブ感を感じられる曲が多かったんですけど『いつキスすんねん』は日常で聴いたときに、日常に溶け込む。つぼみらしくはないんですけど、つぼみの新しい一面を見せられると思いました」
ーーそんな記念シングルが、オリコンウィークリーチャート5位を獲得。結果が出たことで、今後さらに注目を集めることになりますが、グループとして、個人として今後やってみたいことはありますか?
水森「全国ツアーが(新型コロナウイルスの影響で)途中で終わってしまったので、ファンの皆さんに会いに行きたいです。あと、今まではライブメインで活動していたグループだったんですけど、つんく♂さんの楽曲を通して全国から注目してもらえるようになったので、ライブはもちろん電波も使って、どこにいても応援してもらえるアイドルになりたいです」
吉岡「つぼみは歌番組に出たことがないので、シンプルに歌番組に出たいと思いました。テレビがすべてじゃないけど、みんなが簡単に観られるところで、つぼみの元気を送りたいと思ったし、コロナの関係で(ライブの)配信ができるようにもなったので、まずは配信ライブを通して全国の方につぼみの“空気感”を知ってもらいたいです」
糸原「この前、久しぶりにお客さんと他のアイドルさんがいるライブに出たんですよ。ライブが終わった後、他のアイドルさんに『面白かったです~』って言われて(笑)」
水森・吉岡「(笑)」
糸原「もちろんうれしいこと前提なんですけど、今の私たちって“面白い集団やけど、ダンスも歌もできるグループになっているな”と思ったので、逆に“歌もダンスも最強やのに、ちょっと面白い軍団”になりたいなと思いました。歌やダンスが先にほめられるようになったら、もっと良くなるのかなって」
吉岡「2019年に(『THE W』で)お笑いをグッと伸ばしたので、今年はアイドルをグッと上げて、いいバランスでやっていきたいですね(笑)」
ーーつぼみ大革命の皆さんのことを初めて知る方もいらっしゃると思うので、メンバーから見た水森さんの魅力、吉岡さんの魅力、糸原さんの魅力を教えてください。まずは水森さんからお願いします。
吉岡「依音は、多彩なので沼なんです。知れば知るほど、もっと知らんことがあるみたいな。“派手な子”とか“メルヘンな子やな”とか、興味本位で近づいたら『もっとあるやん!』みたいな。全部知るのが難しいんですけど、全部知りたくなるというか。飽きない存在です」
糸原「一言で言うと『面白い』。依音さんはきれいやし、派手やし、ビジュアル担当なのかな?って知らない人は思うかもしれないですけど、発言が面白いんです。つぼみの中でも『ハイテンション面白い』とか『パワー系面白い』とかあるんですけど、依音さんは『ローテンション面白い』。ボソッという一言が面白いんです」
ーー続いて、吉岡さんの魅力を教えてください。
水森「くーさんは頼りがいしかなくて、ビジュアルも最強、スタイル抜群で面白い。くーさんがおらん日のメンバーは、親鳥のいない“ひな”みたいで。MCもくーさんが全部回してくれるんですけど、くーさんが袖にドリンク飲みに行ったら、みんなソワソワしてしまいます(笑)」
糸原「『何かあったらくーさんに聞け』じゃないですけど、いろんなお仕事を代表してやってくださるんですよ。“やっている感”も出さず、もちろん言葉でも出さないんです。やっていることをやっていないようにすることって普通じゃないので、人として尊敬します。あと、ツッコミ担当なんですけど、ボケるのも好きで、手に負えないボケもよくやります。頼れる姉さんやのに、こっちがツッコまなきゃいけない難しさもありますね(笑)」
ーー最後に糸原さんの魅力を教えてください。
水森「糸ちゃんは、小さくてフワフワしていて“カワイイ”と思って近づいたら、たまに『アイドルやと思うなよ!』みたいな尖りが出て面白いです(笑)。脳の作りが人とちょっと違うんです。考え方、捉え方、伝え方が人と違って面白いんで、そこが素敵やなと思います」
吉岡「確かに、発想が人と違うのが面白いって思います。糸ちゃんは、喋り方、ルックス、声とかすべてアイドルっぽいんですけど、急に『どした?』って言うことも多くて(笑)。あとは、つぼみには欠かせない“カワイイ”をやってくれている存在です。どうしてもみんな面白いに走ってしまうんですけど、それを良い意味で“カワイイ”に戻してくれる必要不可欠なメンバーです」
ーー中止になった全国ツアーが、11月8日に「ファイナル」と銘打って、1日2回公演の開催が決定。二部公演目はオンライン配信もあるそうですね。意気込みをお願いします。
水森「できないと思っていたツアーのファイナルが現実にできるようになって、私自身ワクワクしています。(本来の)ツアーの最終日が4月だったんですけど、それから今までの間に、ファンの方が増えましたし、今回、オンライン配信もすることになったので、本来あるはずだったファイナルよりも、たくさんの人に観てもらえるライブになりました。かなり盛り上がるライブになると思うので、楽しみにしています」
吉岡「会場に来られるお客さんの中には、初めてつぼみのライブを観るという方もいると思うので、つぼみのワンマンライブの楽しさっていうのを久しぶりに見せられるなって思います。全国を回ることはできなくなったけど、オンライン配信で逆に47都道府県どこにいても観られるようになったので、たくさんの人に観てほしいです。コロナ期間中に生まれた曲もあるので、それも仲間に入れて、もっと強くなったつぼみをお見せできたらなって思います」
糸原「初めて生で観られる方も多いと思うので、『わー!』っていう想いに絶対させたいと思います。そのためには、シンプルにビジュアル、歌・ダンスもアップさせていきたいです。今まで観てきてくださったファンの方には、『そうそう。これがつぼみなのよ!』って安心感を得られる当日にしたいと思うので、皆さんお楽しみにしていてください」
(取材・文:浜瀬将樹)
つぼみ大革命7thシングル「逆襲のYEAH!」
絶賛発売中!
▼「つぼみ大革命初全国ツアー〜バーンといってガーンと突破〜FINAL」
【日程】2020年11月8日(日)
【場所】YES THEATER(大阪)
【時間】<1部>開場14:00 開演 15:00
<2部>開場18:00 開演 19:00
【料金】前売¥3,000 当日¥3,500 配信¥1,500
※劇場観覧用チケットは完売!現状配信チケットのみ販売
「オンラインチケットよしもと」から発売中
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
(24時間の見逃し視聴サービスあり)
▼「ツボミ―ティング」
【日程】2020年11月12日(木)
【場所】よしもと有楽町シアター (東京)
【時間】開場19:00 開演 20:00 終演 21:30予定
【チケット料金】前売¥2,300 当日¥2,800 配信¥1,000
「チケットよしもと」にて10/17(土)10:00~一般発売開始
https://yoshimoto.funity.jp/
配信チケットは「オンラインチケットよしもと」から発売中
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
(24時間の見逃し視聴サービスあり)