事の発端となったのは、政府が福島第一原発の汚染処理水を海に放出する方針を固めたことを報じたニュース。現在も1日に約140トン増えている汚染水だが、東京電力によると、現在のタンク増設計画では2022年夏ごろに満杯になるとのこと。汚染水は二次処理して海水で薄め、法令の基準より十分低くしてから放出され、その準備には2年ほどかかると言われている。
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そんな中、ピーター・バラカンは17日、ジャーナリストのマーティン・ファクラーによるこの報道に関するツイートをリツイートし、「実施するからには当然その界隈でとれた魚をすべて自民党が買い上げて議員の食堂に供給しますよね…」とツイッター上に投稿した。
このツイートについてピーター・バラカンの元には、「風評被害を広めないで欲しいです」「その言葉はやめてください」「美味いから普通に食べさせてください。勝手に決めないでください」という批判の声が寄せられることに。また、「国会の食堂で福島県のお米やジュースが提供されてますよ」「既にやってることを知らないんですか?」といった指摘も集まっていた。
汚染水は基準を下回る数値で海に放出されるとは言え、福島県の漁業関係者からは風評被害を懸念する声がすでに聞かれている。ピーター・バラカンの今回の発言は方針を固めた自民党への皮肉のつもりだったがようだが、逆に「その界隈でとれた魚が危険な可能性がある」と広めていると感じた人が多かったようだ。
記事内の引用について
ピーター・バラカン公式ツイッターより https://twitter.com/pbarakan