問題となっているのは、「1-0」と楽天1点リードで迎えた7回表に見せた采配。この回、三木監督はここまで無失点と好投していた先発・岸孝之を降ろし、今シーズン先発で3勝するもリリーフへの再転向が決まったばかりの松井裕樹を2番手として起用。しかし、その松井は1死一塁からソフトバンク・栗原陵矢にタイムリー二塁打を浴びると、その後1死三塁では甲斐拓也にスクイズを決められ2失点と逆転を許してしまった。
継投が裏目に出た楽天は、その後8、9回にもそれぞれ1失点。一方、打線はこの間1点も奪えず結果「1-4」で敗れ、ソフトバンクとの3連戦は「1勝2敗」で負け越しとなった。
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三木監督の継投策を受け、ネット上には「不可解な継投のせいで試合が暗転してしまった」、「ほぼ完璧な投球だった岸をなぜ早々に降ろしたのか」、「球数もそんなにかさんでなかったし続投させて、ピンチになったら交代って形じゃダメだったのか?」、「岸が怪我したっていう話も出てないし、本当に意図が分からない」といった反応が多数寄せられている。
「三木監督が岸をスパっと交代させたことが勝負の分かれ目となった同戦ですが、この日の岸は『6回89球無失点・被安打1・四球2』とソフトバンク打線にほとんど付け入る隙を与えず。球数が100球に到達していないことを考慮しても、少なくとももう1イニングは問題なく投げられた可能性は高かったでしょう。実際、岸自身も試合後に7回以降の続投について『いけましたね』とコメントしています」(野球ライター)
試合後、三木監督が「岸に勝ちをつけてあげたかった」と悔やんでいるが、継投の理由について説明はしていない。そのため、ファンからは「明確な説明をしろ、じゃないと納得できない」といった不満も噴出している。
文 / 柴田雅人