松井裕樹
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スポーツ 2023年03月30日 14時05分
侍ジャパン・松井、WBC帰還後に大問題発生?「しんどすぎてヤバい」マー君に明かした深刻な現状に心配相次ぐ
楽天のプロ17年目・34歳の田中将大が29日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、同僚で侍ジャパンメンバーのプロ10年目・27歳の松井裕樹が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で、松井は侍ジャパンが優勝を果たしたWBC(8~22日)の感想や印象に残っていることなどを話した。松井は「翔平さん(大谷翔平)とダルさん(ダルビッシュ有)がいたのですごかったですね。新幹線(乗る時)、ひも引っ張ってその中通るみたいな感じで。券も入れてないですよ」と移動するのもひと苦労のフィーバーぶりだったなどと振り返った。 注目が集まったのは、動画終盤に田中から「WBCが終わって開幕直前やけどさ、そっちのコンディションはどう?」と聞かれた際の発言。松井はオープン戦・巨人戦(東京ドーム)が行われた3月24日からチームに復帰しているが「花粉症なんですかね? 帰ってきてから鼻詰まりヤバいです」、「東京ドームで合流したんで花粉ないはずなんですけど…」と花粉症に苦しんでいるという。 話を聞いた田中は「俺も最近ここ何年かで(花粉症)デビューしたけど、今年はそこまでなんか…去年とかの方がしんどかった」と自身の自覚症状は軽いと発言。一方、松井は「鼻声しんどすぎてヤバいっす。昨日ティッシュ鼻にさして寝ました」と日常生活にも支障が出ていると明かし、田中は「そんなに!?」と驚きの表情を浮かべた。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 松井の発言を受け、ネット上には「松井花粉症苦しそうだけど大丈夫なのか」、「プロ入り当初から悩まされてるけど今年も辛いのか」、「WBCで不調だったのも花粉症のせいだったのか?」、「大会の疲労と花粉症のダブルパンチはキツい、シーズンにも結構響きそうで不安」といった心配の声が寄せられた。 松井はプロ入りした2014年から昨季まで通算197セーブをマークしている楽天の絶対的守護神だが、WBCでは大会前の強化試合・中日戦(3月3日)で4失点の炎上を喫したり、大会本番は1次ラウンド・韓国戦(3月10日)しか登板機会がなかったりと苦戦をしいられた。 また、復帰後初登板となった3月26日・巨人戦(東京ドーム)後には「コンディション的に万全という感じではない」と大会の疲労が抜けていないと示唆したことも伝えられているが、30日から始まる今季への悪影響を抑えることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中将大の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@user-dh1bd5ec2w
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スポーツ 2020年10月14日 17時00分
楽天・三木監督に不満噴出「則本の好投が台無し」 試合後もノーコメント、勝敗を分けた松井温存に賛否
13日に行われた楽天対ロッテの一戦。試合は「4-3」でロッテが勝利したが、同戦で楽天・三木肇監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」と楽天1点リードで迎えた8回裏に見せた采配。この回、楽天は2番手右腕・牧田和久が先頭・加藤翔平に二塁打を打たれ、さらに後続に左打者が4人続くというピンチの状況を招く。しかし、三木監督は左腕・松井裕樹にスイッチする選択肢もある中、牧田を続投させ継投策はとらず。結果、牧田は2死三塁から暴投で同点を許してしまった。 その後の牧田はさらなる失点は許さず8回を投げ終えるが、チームは続く9回裏に井上晴哉にタイムリー二塁打を打たれサヨナラ負け。8回に許した同点が、結果的に勝敗に響く形になった。 三木監督の采配を受け、複数の球界OBが出演するTV番組やメディア上でコメントしている。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した元ヤクルト・笘篠賢治氏は、番組内で「(松井を)出し惜しみ、使わずに終わった。これは悔いの残る継投」とコメント。無死二塁となった段階で松井を投入するべきだったのではないかと指摘した。 元横浜・佐々木主浩氏は、14日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)の記事内で「代打から4番安田まで左が続く可能性のある場面で、なぜ松井を使わないのか」、「松井を余らせて負けるのは見ていてとても不思議だった」とコメント。8回頭から松井を起用する選択肢があった中それをせず、さらにその後も使わないまま負けたのは理解に苦しむと苦言を呈した。 >>CS望み薄の楽天、今オフに激震が?囁かれる“本命監督”の存在、石井GMも再び冷酷発言か<< 同戦の三木監督に対しては、ネット上にも「則本(昂大/7回2失点)の好投を三木監督が台無しにしたって印象しかない」、「観てても牧田続投は疑問だった、加藤に打たれたところで松井に代えていれば良かったのに」、「加藤を含めたら5人連続左だったし、最初から松井起用じゃダメだったのか?」といった反応が多数寄せられている。 一方、「シーズン途中にリリーフに回された松井と開幕からずっとリリーフの牧田じゃ信頼度が違うだろ」、「批判してる人は松井の被打率左の方が悪いの知らないのか?」といったコメントも複数見受けられた。 「ファンやOBから使うべきだったと三木監督に指摘や苦言が寄せられている左腕の松井ですが、今シーズンの松井は先発10試合で『3勝3敗・防御率3.66』と思うように結果を残せないまま、10月1日からリリーフに配置転換されている投手。また、左右の被打率を見ても右が『.244』、左が『.281』と左の方が悪い数字となっています。一方、牧田は開幕からここまでリリーフ一本で『43登板・1勝1敗21ホールド・防御率1.71』といった成績を残しているブルペン陣のエースですので、三木監督の続投判断は必ずしも間違っているわけではないと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 今回の牧田続投、松井温存の理由について、三木監督は特にコメントはしていない。そのため、一部からは「打たれたのは結果論で割り切れるけど、せめて一言ぐらい説明はしてほしい」といった反発も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月03日 17時00分
阪神・藤浪、セーブ王も狙える?「抑えをさせた方がいい」高まる待望論、松井・澤村ら成功選手との共通点とは
2012年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団し、昨シーズンまで先発として「50勝40敗・防御率3.25」といった数字を残している阪神・藤浪晋太郎。その藤浪が今シーズン、リリーフとして活躍を見せている。 プロ初年度の2013年から2015年にかけ3年連続2ケタ勝利を達成したが、翌2016年から昨シーズンまで計15勝と一転して不振に陥った藤浪。今シーズンも先発8試合で「1勝5敗・防御率5.87』と振るわなかったが、9月26日ヤクルト戦からリリーフに転向すると以降の4試合で「0勝1敗2ホールド・防御率1.80」と好投を披露。そのため、ファンの間からは「先発時代とは別人のような投球だな」、「このまま抑えをさせた方がいいのでは?」とリリーフへの本格転向を望む声も少なからず挙がっている。 >>「笑ってる…」阪神・藤浪、不振の本当の原因は? 160キロ連発、矢野監督の“アシスト”で吹っ切れたか<< リリーフに転向した藤浪が今後も今の役割を務めるのか、それとも先発に復帰するのかは現時点で不明。ただ、球界には先発からリリーフに転向した後、最多セーブのタイトルを獲得するまでに大成した選手は現役だけで見ても少なくない。 現在楽天(2014-)でプレーする松井裕樹は、プロ1年目の2014年は主に先発として起用されるも4勝にとどまるなど結果を残せず。しかし、翌2015年に守護神候補・ミコライオの故障離脱もありリリーフに転換されると、63試合に登板し「3勝2敗33セーブ12ホールド・防御率0.87」と守護神として大ブレークを果たした。 翌2016年以降も守護神を務めた松井は昨シーズンまでに通算「53ホールド139セーブ」をマークし、2019年には最多セーブ(38セーブ)を獲得するまでに成長。今シーズンは自らの意志もあり先発に再転向したが、11試合で「3勝3敗・防御率3.66」と思うように結果を残せず、10月1日ソフトバンク戦からは再びリリーフに戻っている。 巨人(2011-2020)、ロッテ(2020-)でプレーしている澤村拓一は、2011年から2014年までは先発だったが「31勝34敗・防御率2.76」と勝ち星が伸びず。だが、翌2015年に原辰徳監督の意向でリリーフに配置転換されると、「7勝3敗3ホールド36セーブ・防御率1.32」と活躍。翌2016年は37セーブをマークしセーブ王に輝いた。 2017年は右肩の故障により一軍登板なしに終わり、怪我から復帰しセットアッパーとなった2018年以降も精彩を欠いていた澤村。ただ、今年9月7日にトレード移籍したロッテでは、ここまで9試合に登板し「5ホールド1セーブ・防御率1.04」と輝きを取り戻しつつある。 これまでオリックス(2006-2017)、ダイヤモンドバックス(2018-2019)、マリナーズ(2020-)に所属している平野佳寿は、2006年から2009年は先発を務めるも「18勝36敗・防御率4.01」と黒星が大きく先行。だが、翌2010年に就任した岡田彰布監督の意向でリリーフに転向すると、「7勝2敗32ホールド2セーブ・防御率1.67」とセットアッパーとしてブレーク。翌2016年には43ホールドを挙げ最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。 その後平野は2012年終盤ごろから守護神を務め、2014年には40セーブをマークしセーブ王に。2017年までに通算「139ホールド156セーブ」を挙げ、翌2018年からはMLBに活躍の場を移している。 この3名のようにタイトル獲得までいけば、リリーフ転向は大成功といえる藤浪。もちろん、どこまで成績を残せるかは本格転向しないことには分からないが、好成績が期待できそうな共通点もある。 まず共通点として挙げられるのは球速。今回取り上げた3名は松井が最速154キロ、澤村が最速158キロ、平野が最速156キロを誇っているが、藤浪の最速は160キロとこの3名を上回る。10月1日中日戦ではその160キロを5球もマークしているため、球速面は申し分ないといえそうだ。 また、下方向に落ちる球種に強みを持つ点も共通点といえる。松井はスライダー、澤村、平野はフォークを武器に結果を残しているが、藤浪も140キロ前後のフォークを持ち球としている。現在はストレート、カットボールが投球比率の8割以上を占めているが、フォークの配分が増えてくればまた一味違った投球が見られそうだ。 数年にわたって不振が続く中、それでも復活を願うファンの声がやむことはなかった藤浪。リリーフとして躍動している姿を間近で見ている矢野燿大監督は、果たして今後どのような決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 17時00分
楽天・三木監督に「意図が分からない」ファン激怒 試合後も“ノーコメント”、裏目に出た継投策が物議
1日に行われた楽天対ソフトバンクの一戦。試合は「4-1」でソフトバンクが勝利したが、同戦で楽天・三木肇監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と楽天1点リードで迎えた7回表に見せた采配。この回、三木監督はここまで無失点と好投していた先発・岸孝之を降ろし、今シーズン先発で3勝するもリリーフへの再転向が決まったばかりの松井裕樹を2番手として起用。しかし、その松井は1死一塁からソフトバンク・栗原陵矢にタイムリー二塁打を浴びると、その後1死三塁では甲斐拓也にスクイズを決められ2失点と逆転を許してしまった。 継投が裏目に出た楽天は、その後8、9回にもそれぞれ1失点。一方、打線はこの間1点も奪えず結果「1-4」で敗れ、ソフトバンクとの3連戦は「1勝2敗」で負け越しとなった。 >>楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か<< 三木監督の継投策を受け、ネット上には「不可解な継投のせいで試合が暗転してしまった」、「ほぼ完璧な投球だった岸をなぜ早々に降ろしたのか」、「球数もそんなにかさんでなかったし続投させて、ピンチになったら交代って形じゃダメだったのか?」、「岸が怪我したっていう話も出てないし、本当に意図が分からない」といった反応が多数寄せられている。 「三木監督が岸をスパっと交代させたことが勝負の分かれ目となった同戦ですが、この日の岸は『6回89球無失点・被安打1・四球2』とソフトバンク打線にほとんど付け入る隙を与えず。球数が100球に到達していないことを考慮しても、少なくとももう1イニングは問題なく投げられた可能性は高かったでしょう。実際、岸自身も試合後に7回以降の続投について『いけましたね』とコメントしています」(野球ライター) 試合後、三木監督が「岸に勝ちをつけてあげたかった」と悔やんでいるが、継投の理由について説明はしていない。そのため、ファンからは「明確な説明をしろ、じゃないと納得できない」といった不満も噴出している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月01日 11時25分
楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か
逆転優勝のための緊急措置か、それとも…。9月30日の首位・ソフトバンクとの一戦に勝利した後、楽天・三木肇監督がオンライン会見で松井裕樹投手のリリーフ再転向を明言した。 「今までの経験値を生かしてブルペンに入ってもらって、チームの力になってもらいたいという期待と…。みんなでこういう判断をした」 三木監督は松井本人とも話し合ってから決めたと話してきた。 先発に転向した松井のこれまでの成績は、3勝3敗、防御率3・66(10試合)。残り32試合、昨季の最多セーブ王がブルペン待機すれば、大きな戦力となるだろう。 >>楽天・田尾監督に助っ人が直接抗議! 処遇を巡る“修羅場”を暴露、「よく文句言えたな」ファン驚愕<< 「パ・リーグはクライマックスシリーズを開催します。但し、1位と2位のみが進出できるので、3位の楽天とすれば、最低でも2位でペナントレースを終了したいはず」(プロ野球解説者) 松井のブルペン待機は総力戦、スクランブル態勢だという。 松井のリリーフ再転向の情報は、実は9月24日の千葉ロッテ戦後から囁かれていた。この時点で、再転向の情報を信じる取材陣は少なかった。その根拠はシーズン前の石井一久GMの言動だ。 石井GMは「中長期ビジョン」なるワードをよく口にする。3年から5年先を見越してのチーム構想で、今年36歳の岸孝之、30歳の則本昂大を軸とした現先発スタッフの弱体化を懸念していた。松井を3年後の先発ローテーションの大黒柱に据えるため、「リリーフに戻すことはない。三木監督とも打ち合わせ済み」とも言ってきたからだ。 前述の三木監督の「みんなで決めた」発言から考えると、松井のブルペン待機案は石井GMも了承しているようだが、さらに気になる情報も聞かれた。 リリーフ再転向の情報が出始めた9月24日の千葉ロッテ戦だが、同日の先発投手は松井だ。記録上では「5回無失点で3勝目」だが、 「初回から全力投球、勝利投手の権利を得る5イニング目はバテバテで、長打と2四球で満塁のピンチに陥りました。下妻のリードで最後のバッターの裏をかくことができ、どうにか凌いだようなもの」(球界関係者) と、ピッチング内容は厳しかった。 「先発失格の烙印を押されたのが、今回のリリーフ再転向の本当の理由」と見る声も少なくない。 「松井自身は『ガス欠になっても』なんて、試合後に話していました。逆転優勝を狙うチームの意気込みとしては頼もしいコメントですが、首脳陣が求める先発ピッチャーのスタイルではありません」(前出・同) もっとも、楽天のチーム関係者によれば、同日の試合後、「ナイスピッチング!」のファンの呼び掛けにも松井は首を振っていたという。力任せのガムシャラが及第点ではないことは本人も自覚しているようだ。 今秋のドラフト会議は10月26日。気の早い話だが、「大卒、社会人の先発ピッチャーを上位指名し、岸、則本の後継者に育てるのでは?」なんて声も聞かれた。いずれにせよ、今オフ、松井の先発案は再検討となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月11日 11時40分
楽天、セーブ王松井をリリーフに戻せないワケ 「多少は楽になる」伊藤コーチの目論見も外れたか
チーム改造は、まだ終わっていない。今季は120試合制だが、「ペナントレースは長い」と感じているのではないだろうか。 「中間地点を折り返し、後半戦へ」となる71試合目、東北楽天ゴールデンイーグルスが今季ワーストタイとなる4連敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差を「7」と広げてしまった。そのソフトバンクとの直接対決で3連戦3連敗となったダメージは大きい。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 試合後の三木肇監督は「残念な悔しい結果。申し訳ない」と言葉も少なかったが、敗因は明白だ。前半戦を牽引してきた中継ぎ投手陣が“息切れ”してしまったのだ。 「コンディション的には、多少は楽になる。このホームで新たな気持ちで…」 これは、8月24日に投手陣を預かる伊藤智仁コーチが中継ぎ陣の不振について語ったもの。6月末時点で、救援陣の防御率は1・03だったが、8月は5・57と落ち込み(同時点)、同コーチはその原因は2週間も続いた遠征による疲労と分析していた。「本拠地・仙台に帰れば、疲れも取れている」と見ていたのだが、9月に入った今も回復していない。 「ここまで救援陣を牽引してきたのは、新クローザーとなった森原康平です。その森原が息切れして二軍再調整となり、再昇格したと思ったら、右太ももを故障してしまいました」(スポーツ紙記者) クローザー経験もあるベテランリリーバーの青山浩二が一軍合流したのは、9月2日。何人かのチーム関係者の話を総合すると、三木監督らはこの青山に大きな期待を寄せていたようだ。森原は「復帰まで1か月以上掛かる」(前出・同)とのことで、森原不在の間、フル回転してもらうつもりでいた。しかし、牧田、酒居、宋家豪、津留崎、シャギワ、ブセニッツなど他のリリーバーたちもバテバテで、青山一人ではフォローしきれないのが現状だ。 こんな指摘も聞かれた。「先発に転向して、結果を出せないでいる松井裕樹をクローザーに戻せばいいじゃないか?」と――。 松井は昨季の最多セーブ王でもある。再コンバートとなっても、本人はチーム事情を知っているので快諾してくれそうだが、この案は石井一久ゼネラルマネージャー(以下=GM)が絶対に受け入れないという。 「石井GMは3年後にエースを張れる20代後半の投手がいなくなるとし、そこに松井をはめ込もうとしています。今季、松井がたとえ先発で1勝しか挙げられなかったとしても、クローザー再転向は認めないでしょう」(球界関係者) 松井の再転向NGは、三木監督とも申し合わせができているそうだ。「巨人に高梨(雄平)を放出しなければ良かった」なんて声も聞こえてきそうだが…。 「育成から投手を支配下登録に加えるかも。緊急トレードも考えられますが、今のところ、そうした動きは見られません。三木監督と伊藤コーチが知恵を絞り出して、現有戦力で凌いでいくしかありません」(前出・同) 4連敗を喫した9月10日だが、雨による2度の中断があった。その中断時間は、合わせて約1時間半。4時間6分もの長丁場を落としたとなれば、精神的な疲労も残る。 GMの仕事はチームの中・長期的ビジョンを立て、それに応じた補強を進めていくこと。しかし、窮地に陥ったチームを救うのも、GMの責務だ。松井の先発転向には信念を感じるが、救援投手陣がほぼ同時期に息切れすることまでは予測できなかったようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月27日 11時00分
楽天・松井、先発転向は判断ミス? 不安が続く前守護神、「言い訳はできない」次戦で屈辱を晴らせるか
若きサウスポーの先発転向初戦のマウンドは、悔しさだけが残った。 6月20日対オリックス戦、楽天の松井裕樹は開幕2戦目のこの日、初回から連打を浴びるなど3安打で1点を失うと、2回には四球だけで満塁のピンチを招く。また2回以降は毎回、先頭打者の出塁を許すなど、リズムに乗り切れない投球が続いた。 思い切りよくストレートで押す場面や、落差のあるスライダーのキレはそれなりに感じられたものの、「初回から力が入ってしまった」とのコメントを残すなど、思うようにストライクが入らず、終始、安定感を欠く内容となった。結果的に最少失点で抑えたものの、4回でマウンドを降りるというこの日の結果は、先発登板への適応の遅れを物語っているようにも感じられた。 春先のオープン戦でも計3度先発し、全て初回に失点を喫した他、2軍戦登板の際には6失点炎上と、いずれのゲームでも立ち上がりでの脆さが露呈した。チーム活動休止期間明けの6月、練習試合での2度の登板で何とか結果を残したものの、滑り込みでのローテーション入りの感が否めなかった。 それでも、開幕2戦目での起用は『守護神』の座を降り、志願して先発転向を果たした背番号1への期待、そして信頼の大きさが表れている。 6年前の2014年、高卒ルーキーの時よりシーズンを通して一軍のマウンドに登り続けた。 翌年からはゲームを締める抑えとして投手陣の支えとなり、毎年、投球回数を上回る奪三振数を記録するなど、空振りを奪うことができるクローザーとして自身の特徴を発揮し続ける。若くして通算セーブ数が100を超えるなど、投手としてのスキルの高さは誰もが認めるところだ。 打線も含め、優勝候補にも挙げられるほど前評判の高い戦力となった今季の楽天において、先発、中継ぎ陣の充実が目覚ましい投手陣。これまでの一軍での実績を踏まえても、松井が「左のエース」の位置付けでローテーションの軸となることが求められている。 「次は言い訳はできない」と、今季初戦を投げ終え、自らを追い込まんとする言葉を発した。その気持ちの強さとともに、窺い知ることの出来ない程の重みであろう、24歳が秘める覚悟は必ずや、次戦以降の登板で結果として表れるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年01月25日 17時30分
史上初の快挙を成し遂げた選手も? 先発転向がハマった元リリーフ投手、楽天・松井も期待大か
昨年68試合の登板で38セーブを挙げ、パ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得した楽天・松井裕樹。その松井がオフの契約更改で表明した今年からの先発転向は、多くのプロ野球ファンに驚きをもたらした。 プロ1年目の2014年に17試合に先発した経験はあるものの、リリーフに転向した翌年から昨年までの先発はわずか2試合となっている松井。報道では自らの意思に加え、若手で柱となれる先発が不足しているというチーム事情も転向の理由とされているが、ブランクの長さを理由にネット上には今回の決断を不安視する声も少なからず見受けられた。 ただ、元リリーフ投手が先発転向で成功を収めたケースは、近年だけを見ても複数存在する。 横浜・DeNA(2006-2016)でプレーした山口俊は、プロ入りから2013年までの8年間で「295登板(先発では9登板)・17勝28敗・111セーブ」をマーク。抑えとしての実績が目立っていたが、開幕から調子が上がらなかった2014年の途中に抑えから先発に転向。転向から約2年後の2016年には2ケタ11勝を挙げるなど活躍を見せた。 その後FAで移籍した巨人(2017-2019)でも先発を務めた山口は、2018年にノーヒットノーラン(7月27日中日戦)を達成し、2019年には「15勝4敗・防御率.2.91・奪三振188」で最多勝、最高勝率(.789)、最多奪三振の投手三冠に輝くなど大活躍。チームの5年ぶりのリーグ優勝を置き土産に、今オフポスティングでトロント・ブルージェイズへ移籍している。 山口と同じく、昨年タイトルを獲得した元リリーフ投手が現在オリックス(2017-)に所属する山本由伸。山本はプロ1年目の2017年に先発として5試合に登板したが、翌2018年はリリーフとして54試合に登板する一方で先発登板はゼロ。しかし、迎えた昨年は自ら直訴して再び先発に転向し「20登板・8勝6敗・防御率1.95・127奪三振」をマークし、最優秀防御率のタイトルを手にした。 山本はシーズン終了後の昨年11月、侍ジャパンの一員としてプレミア12にも出場。大会中は先発ではなくリリーフとして全8試合中5試合で起用されたが、「防御率1.80・6奪三振」と活躍しチームの世界一に貢献している。 先発転向後にプロ野球史上初の快挙を成し遂げたのが、かつてソフトバンク(2009-2018)でプレーした摂津正氏。摂津氏はプロ1年目から2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いていたが、3年目のシーズンとなった2010年に自身の意向と右のエースが欲しいチーム事情が一致し先発転向。そこから現役を引退する2018年まで1試合(2017年10月1日オリックス戦)を除き全て先発として試合に登板し、5年連続2ケタ勝利を含む70勝(通算は79勝)をマークした。 その摂津氏が最も輝いたのが、「27登板・17勝5敗・防御率1.91・153奪三振」といった数字を残し、最多勝、最高勝率(.773/当時の名称は最優秀投手)の2冠を獲得した2012年。同年の摂津氏は投手最高の栄誉とされる沢村賞に選出されているが、同賞と最優秀中継ぎ投手の両タイトル獲得はプロ野球史上初の快挙だった。ちなみに、この年以降から昨シーズンまで、摂津氏の後に続く選手は現れていない。 今回名を挙げた以上3名のうち、山口は本格転向以前に9試合、山本は5試合先発を務めた経験を持っており、山本、摂津氏は自らの意思を持って先発に転じている。このことを考えると、ルーキーイヤーを含めこれまで19試合で先発した経験を持ち、自ら転向を決断した松井も十分期待できるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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