木梨はこの日「超豪華ゲスト」3組のうちの1組として出演。木梨は「ゲスト」として登場する前の企画でハイヒール・リンゴと漫才ユニット「梨とりんご」として現れ、出演者を驚かせた。ほかゲストコーナーではバナナマン、サンドウィッチマンととんねるずの伝説について語り、後半では木梨が新曲「不機嫌なモナリザ」を歌唱するなど、番組を大いに盛り上げた。
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ネットでは「ノリさんが未だ現役だと知れてうれしかった」「昭和世代にはうれしいサプライズ」といった声が相次いだ。一方、木梨の「やり過ぎた」行為に嫌悪感を示す視聴者も少なくなかったようだ。
サンドウィッチマンの富澤たけしは過去のエピソードを披露。以前、木梨が番組ロケで富澤の自宅を訪れた際、大事にしていたアルゼンチンチームのユニフォームにマジックで「ペレ」と落書きされたという。バナナマンの設楽統も、プールのロケで何度も高所からの飛び込みを強要されたと暴露した。
当時は特に問題にはならなかっただが、この日、現代的な考えでいえばパワハラや「後輩いじめ」に見えるとの指摘も。ネットでは不快感を示す声が相次いだ。
また、番組ラストでは歌を歌っている最中にスネを棒で叩かれる「スネパーンゲーム」に挑戦。叩き役となった木梨が、歌う日村の後頭部を思いっきり殴ったほか、進行していた設楽のスネを棒が折れるほどの勢いでフルスイングで叩くなど、やりたい放題だった。この様子にネットでは「完全にノリさんが番組を乗っ取ってしまった」「昭和のノリ全開で見ていて痛々しい」「ちょっと変わったことをして笑いを取ろうとするのは時代遅れ」といった声も多く投稿された。
『バナナサンド』はこの日が、初のゴールデン進出かつ長時間の特番だった。番組ファンからしてみれば完全に番組をジャックしてしまった木梨の存在は邪魔に見えてしまったのかもしれない。しかしながら、バナナマン、サンドウィッチマンはともにとんねるずの大ファン。また視聴者も彼らより少し下の世代がメインでもある。木梨の「暴れ芸」を大目に見るべきとの声もあったが、やはりゴールデンタイムでは少々毒が強すぎたようだ。
とんねるずの相方、石橋貴明が深夜番組とYouTubeで新境地を開拓している今、木梨も新境地の開拓が必要かも……。