柴門ふみによる同名漫画が原作の本作。主演は木村佳乃で、有名進学校に通う息子を持つ3人の女性と、それを取り巻く不倫関係が描かれるというストーリーになっており、木村演じる主人公・杏と同じく、不倫に振り回される女性・優子を吉田羊、まりを仲里依紗が演じる。
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家族幸せに暮らしていたはずの杏の夫(渋川清彦)がある日、突然女性(滝内公美)と失踪し、その女性の夫(小泉孝太郎)と杏が惹かれ合う一方、バリキャリ母の優子(吉田羊)は、同じ会社の有望若手社員(磯村勇斗)から想いを寄せられ、エリート弁護士の夫(玉置玲央)の不倫に悩むセレブ主婦のまり(仲里依紗)は、落語家の丸太郎(阿部サダヲ)から猛アタックされるという複雑なストーリーとなっている本作だが、前評判は上々だという。
「昨今、不倫に対する目がより一層厳しくなっている一方、14年には不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)、17年には『あなたのことはそれほど』(TBS系)がヒットするなどしています。現実世界で嫌悪されるからこそ、純粋にストーリーを楽しんだり、逆に不倫を叩いたりなどいろいろな見方ができるようで、『どうせ現実とフィクションは違うんだし、楽しみ』『こういうドロドロ、現実世界じゃないからこそ面白く見れるんだよな』『不倫にイライラしながら見るのが楽しいと思う』といった声が聞かれています」(ドラマライター)
とは言え、狭い世界で不倫が多発するという現実離れしたストーリーは、視聴者からのツッコミも避けられないと思われるが――。
「実は本作、『黄昏流星群と同じ匂いがする』『黄昏流星群みたいに実況がツッコミだらけになりそう』といった、18年のドラマ『黄昏流星群』(フジテレビ系)と比べる声が集まっています。『黄昏流星群』と言えば、佐々木蔵之介演じる主人公が黒木瞳演じる女性と恋に落ち、一方、主人公の妻は娘の恋人に迫られて惹かれていき、娘も娘で不倫しているという破天荒なストーリー。全話平均視聴率こそ6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低く終わってしまいましたが、現実では到底あり得ない展開にドラマファンは大盛り上がり。毎回多くの視聴者が掲示板に集まり、実況でのツッコミを楽しんでいました。本作も中途半端にリアリティを追求せず、ツッコミどころの多い作品となれば、よりドラマファンを楽しませることができるのではないでしょうか」(同)
果たして、どんな仕上がりになるのか。楽しみにしたい。